【北京共同】在ロシア中国大使館は6日までに、中国人観光客がロシア国境警備隊に4時間にわたり聴取される「野蛮で過剰な法執行」があり中国国民の権益が傷つけられたとして、再発防止を申し入れたと発表した。中ロ両国が関係強化を図る中、異例の表現を用いて抗議した格好だ。

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 発表によると、中国人観光客5人は7月29日、中央アジア・カザフスタン経由でロシア入りしようとしたところ、国境警備隊に入国を阻まれ、観光ビザ(査証)も取り消された。中国側は申し入れでロシア側に対し、警備隊の対応は「両国の友好的な人的交流を緊密にする方向と矛盾する」とも指摘した。