小学生のときに登校してたら飼ってた猫が学校の近くまでずっと付いてきた。
さすがに学校まで付いてこられたら困ると思い、抱っこして家の近くまで
戻り、道路に放した。
その瞬間黒いワゴンに轢かれた。左右確認しなかった自分のせいだと思う。
ぎゃあぎゃあ泣きながら家に戻って母親を連れてきて、一緒に動物病院まで
連れて行って、私はそのまま母に学校へつれていかれた。
しばらくして退院してきたのだが、下半身不随。
その後だんだん体が弱って、事故から半年くらい経った夜にストーブの前で
動かなくなってしまった。
私は傍にいたが親が「明日も学校なんだから寝なさい」としつこく言うので
離れようとしたら、もう動けないのに私のほう見てにゃあにゃあ鳴く。
一回寝たフリして親が寝た後に戻って、ずっと膝の上に乗っけて一晩中
撫でてやった。
段々動かなくなって、朝には冷たくなった。事故に遭わせた時以上に泣いた。

十年以上前の話だが、いまだに黒いワゴンを見ると睨み付ける癖が治らない。