研究チームが性能を比較したのは、台湾市場での価格が129ドル(約1万8000円)の「AirPods(第2世代)」、249ドル(約3万5000円)の「AirPods Pro」、1500ドル(約21万円)の「ベーシックタイプの補聴器」、1万ドル(約140万円)の「プレミアムタイプの補聴器」です。AirPodsも決して安くはありませんが、補聴器と比較すれば大幅に安価で入手可能となっています。

静かな環境で実験を行ったところ、AirPods Proはベーシックタイプの補聴器と同様に機能し、プレミアムタイプの補聴器よりわずかに劣る程度の性能を発揮しました。第2世代AirPodsは4つのデバイスの中で最もパフォーマンスが劣りましたが、補聴器を装着しない場合と比較して、被験者がよりはっきりと文章を聞き取ることができました。

また、騒がしい環境で実験した結果、被験者の横方向から騒音が発生する条件では、AirPods Proはプレミアムタイプの補聴器に匹敵するパフォーマンスを発揮することが判明。

https://gigazine.net/news/20221117-airpods-work-expensive-hearing-aids/