1944.6/10

ズーガガガっ…
下士官「全員トラックを降りろ早く早く。各分隊ごとに整列!!」
急げ急げ早く!そんな声が飛び交う

リヒター「こんな所で何するんだ?整列って」
マイツ「さぁどうだろ。こっからの行動予定を話すんじゃないのか?まぁいいから始まるぞ」

司令官「今日皆に集まって貰ったのは言うまでも無い。諸君も周知の通りと思うが6月6日。ちょうど数日前連合国の大規模な上陸作戦が実行され既に海岸は制圧された。我々は今非常に劣勢な状況下にある。東はソ連。そして今西からはイギリスアメリカ等の連合国軍に攻められるという惨状だ。だが、諸君らにも家族がいるだろう、友人が居るだろう、そして恋人がいるものも少なくは無いはずだ。今ここで諦めれば彼ら彼女らの生活は勿論悲惨な結果になることは明白であり、今ここで総統閣下の……」


リヒター「なるほどな。俺たちゃこれから西部戦線送りって訳か…ついこないだできた戦線。東部よりはマシかな…」

マイツ「まぁそう気落ちするなよ。東部戦線こそ戦況共に地獄だったけど、そこで培った戦闘経験は俺たちに生きてるはずだ。まぁ結構なたたかいを、生き抜いた俺らだ。アメリカ野郎なんてバラバラさっ」

ゲバルト「マイツお前はいつもそうやって楽観的だな笑。甘く見てると酷い目にあうぞ?まぁいいけどな」

マイツ「はぁ笑すいません分隊長。祖国の為に最後まで戦い抜く覚悟はあります。連合軍のヤツらまた大西洋まで押し返してやりましょ」

ゲバルト「ハッハッまぁそうなるといいがな」