ボルネオ島の売春村で娼婦として働かされていたメスのオランウータン「ポニーちゃん」が、保護された。発見当時、脚をチェーンで壁に繋がれていた。
 ポニーちゃんは幼い頃、密猟者により母親の元から連れ去られ、その後2日に1回の頻度で全身の毛を剃られ、化粧や香水を施された。

これは全てポニーちゃんに売春をさせるためだった。オランウータンとの性行為を望む人間はそうそういないと思われるが、売春村を訪れる客の男たちは人間よりもポニーを好んで選んだ。

NPOボルネオ・オランウータン・サバイバル・ファンデーション関係者によると、ポニーちゃんはその“物珍しさ”から男たちの好奇心をそそったのだという。
「人間の女性も選べたのに、多くの男性客は物珍しさからオランウータンとのセックスを選びました。彼女は性奴隷として使われていたのです。救出時、彼女は6歳か7歳でしたが、ずっとマダムとして囚われていました」

『五十三次どうぶつ病院』の北澤功先生によると、「オランウータンは性欲が強く、人間にセックスをせがむこともある」というが、強制売春は動物虐待以外のなにものでもない。
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