https://news.yahoo.co.jp/articles/25d0f2bddce14b701880aa9eccead5f670b57a54

神奈川県川崎市にある鮮魚店では、さまざまなアニサキス対策が行われていた。二子新地鮮魚店 魚市の営業統括部長である薦岡慶祐さんは「10年くらい前から比べると、すごく増えたと思う。本当に多いときは、半身で5~6匹出てくるときもある」と語る。

 生の魚を提供するために、まず“目視”でチェックする。店では、魚のプロが手作業で徹底的に駆除していた。

 この日仕入れたばかりの、生のサバをさばいていると、やはりアニサキスが潜んでいた。

 「(身の)中にいるのは、僕はちょっと表面削って、身の色が変わっているところを探す。こうやって削っていくと、中に(アニサキスが)出てくる。普通の人だと、見落としちゃうんじゃないかなと思う」と話す薦岡さん。アニサキスが1匹見つかると、身をほじくり返し、アニサキスを取り除く。この後、さばいた魚は総菜用に加熱調理を行い、安全管理を徹底している。