0001風吹けば名無し垢版 | 大砲2022/06/11(土) 10:22:08.25ID:muyG3YqY0 戦後のニヒリズムが世を覆っていた頃、 僕は何を思ってか、負傷兵のフリをし、足を引き摺って学校を歩いていた。 「戦死者を侮辱しているのですか?」右翼の先生は怒鳴り、僕の太陽に焦げた顔肌を叩いた。 紅潮した肌が夏の日差しによう似合っていた。 僕はそれから、先生から“赤”子(あかご)と呼ばれるようになった。今振り返るとなかなかの屈辱とユーモアの籠った蔑称だ!