サル痘疑い患者、届け出求める 厚労省通知 国内での報告はなし
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 欧米で相次いで報告されている天然痘に似た感染症「サル痘」について、厚生労働省は、サル痘の疑いがある患者を診断した医療機関は、保健所に届け出ることを求める通知を出した。20日付。

 サル痘は、「サル痘ウイルス」に感染することで発症し、発熱や頭痛のほか皮膚に発疹が出る。多くの場合は自然回復するが、子どもなどは重症化するおそれがある。ヒトからヒトへの感染はまれだが、患者の体液や飛沫(ひまつ)からうつる可能性が指摘されている。

 国内では1998年の通知で感染症法で4類に指定し、医療機関に疑い例の全数報告を求めている。国立感染症研究所によると、統計がある2003年以降、国内での報告はない。