吉田さんがゲームのプロデューサー、ディレクターとして
大事だと思う能力は何ですか?

吉田
自分が考えたこと、考えていること、感じたことを一生懸命説明する、というのがひとつ。
もうひとつは物事の方向性、コンセプト、仕様など、あらゆる決断を迫られたときに
「濁さずに決める」こと。このふたつを大切にしています。
(中略)
ゲーム業界にも「何となく違うんだよなぁ」という曖昧なダメ出しをする人がいます。
僕も自分でデータを作り、スクリプトを書き、テキストを書いてきましたが、
そういった曖昧なフィードバックに、ずっとイライラしてきた経験があります。
自分はそう思われたくない! という恐怖心が、僕を支えてくれています(笑)。