霊夢「ワイ、あんたここに居候して何ヶ月目?」 ワイ「3ヶ月目かな」
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霊夢「そろそろ私と魔理沙以外とも話しなさいよ」
ワイ「でもよぉ、妖怪って人食うんだろ?」
霊夢「あんたそんなこと心配してたの?私の側から離れなければ食われはしないわよ」
ワイ「でも万が一だな…」
霊夢「あんた私を誰だと思ってんの?人間を守護する幻想郷の巫女よ?あんたのことは死んでも守ってやるわよ」
ワイ「れ、霊夢…」
霊夢「それにさ…あんたが死んだら…寂しいし…」
ワイ(抱きしめようとする)
霊夢「うわっちょっといきなり何すんのよ!この!」
ワイ「痛てっ!」
霊夢「昼間からバッカじゃないの!?ていうか歯磨いてからにしてよね!」
ワイ「すまん…」
霊夢「まったく…夜なら構ってやってもいいけど…」
ワイ「ん?」
霊夢「なんでもないわよ!さっさと歯磨いてきなさい!」 紫「霊夢〜」
霊夢「うわぁビックリした!いきなり上半身だけ出てこないでよね!」
ワイ「あ…あああ…」
霊夢「ほらワイが腰抜かしてるじゃない!」
紫「あらごめんなさいね
私は幻想郷の賢者紫、よろしくね」
ワイ「霊夢…よ、よ、妖怪か…?」
霊夢「ばか!さっき大丈夫って言ったでしょ!挨拶くらいしなさい!」
ワイ「ど、どうも…ワイです…幻想郷に迷い込んだ人間です…」
紫「そんなに緊張しなくても良いのよ、今は何もしないわ」
ワイ(今は!?)
紫「ところで霊夢、この人間少し貸してもらえないかしら」
霊夢「何すんのよ」
紫「この人間どういうわけか幻想郷にすごく馴染んでるの、せっかくだから色んなところ案内してあげようかと思ってね」
霊夢「幻想郷に馴染んでる、か…ふーん…」
ワイ「それってもしかして」
紫「あらもう霊夢からここがどういう世界が聞いてたのかしら…そう、あんた元の世界で忘れられかけてるわよ(ニヤリ」 ワイ「そ、そんな…」
紫「まあ無理もないわね、元の世界でもほとんど人と接してなかったみたいだし」
ワイ「うう…」
紫「自殺しなかっただけマシよ、あの状態で自殺してたらフランの所に送られて…死ぬまでいたぶられてたかも…」
(ニヤニヤ
ワイ「ひっ…」
霊夢「ちょっ、ちょっと!ワイを脅かすのやめなさいよ!それにワイは自殺なんかしないわよ!」
紫「あら〜?霊夢あなた…随分とその人間の肩を持つわね…」
霊夢「当たり前でしょ!迷い込んだ人間を保護するのは幻想郷の巫女のつとめよ!」
紫「ふ〜ん…まぁいいわ…(ニヤニヤ」
ワイ「?」
紫「じゃあ明日の朝鳥居の前に来なさい、拒否権は無いわよ」
ワイ「あっちょっと待っ…消えた…」
霊夢「まったく…」 霊夢「ほら、これポケットに入れときなさい」
ワイ「こ、これは…」
霊夢「私の髪の毛で作ったお守りよ、いざという時にこれが盾になるわ」
ワイ「霊夢、ありがとう」
霊夢「まぁ紫のことだから心配ないけど一応ね、最近は妙な異変の話も聞くし」
ワイ「妙な異変…?」
霊夢「あんたは気にしなくてもいいわ、それと絶対に紫からはぐれちゃだめよ」
ワイ「もしはぐれたら…?」
霊夢「確実に死ぬわね」 紫「ワイ〜!早く来なさい〜!」
ワイ「あっもう行かないと!」
霊夢「待って、目瞑って」
ワイ「えっ」
霊夢「チュッ」
ワイ「えっ、霊夢…?」
霊夢「か、勘違いしないでよね!口づけで霊力を渡したのよ!」
ワイ「そ、そんなことができるのか!?」
霊夢「今のあなたなら少しくらいなら戦えるわ、まぁチルノにも負けるでしょうけど」 ワイ「おお、宙に浮いてる!」
霊夢「無駄遣いしちゃダメよ、あんたの霊力の容量はショボいんだからあっという間に疲弊するわよ」
ワイ「そうなのか…大事に使わないとな…」
霊夢「分かったら早く行きなさい、機嫌損ねると碌な目に遭わないわよ」
ワイ「ああ、行ってくる!」
霊夢「いってらっしゃい」 紫「きたきた、遅いわよ」
ワイ「すまん」
紫「じゃあまずは紅魔館ね」
ワイ「そこはどういうところなんだ?」
紫「そうね、吸血鬼が迷い込んだ人間を飼育して食べたり弄んだりしてる根城ね」
ワイ「は!?おいおい!そんなところに連れて行くのか!」
紫「あはは、冗談よ冗談…半分くらい…」
ワイ「半分!?」
紫「私のそばを離れなければ心配いらないわ、それにあなた大分力を分けてもらってるみたいだし」
ワイ「あっさっきの…聞こえてたのか…」
紫「霊夢ったらあなたのこと気に入ってるみたいね」 ワイ(霊夢…)
紫「ああ一つ言っておくわ、霊夢は幻想郷にとって必要不可欠な存在なの」
ワイ「あ、ああ」
紫「霊夢を悲しませたら殺すからね」
ワイ(ゾクッ)
紫「な〜んてね、あんたがどうこうできるようなタマじゃないわよ」
ワイ「いちいち脅かさないでくれよ…」
紫「ちっぽけな人間が右往左往してる姿を見るの面白いんだもん」
ワイ(この妖怪…やばい奴だ…) 紫「ほら着いたわよ、あれが紅魔館」
ワイ「真っ赤だな…」
紫「アレは迷い込んだ人間の血で塗装してるのよ」
ワイ「またまた〜」
紫「いや今のは本当よ」
ワイ「えっ」
紫「あなたにはあそこに一晩泊まってもらうわ」
ワイ「いやちょっとそれは流石に…」
紫「行くわよ〜!」
ワイ「何が!?」
紫「ドーン!」
ワイ「うわあああ!!」 ワイ「…」
めーりん「グーグー」
咲夜「何侵入者見逃してんのよー、減給ね(ナイフザクっ」
めーりん「ギャアア!はっ!侵入者!?」
咲夜「この方は既に紫から話を通してあるわ、まさか空から降ってくるとは思わなかったけど」
めーりん「スキマ妖怪って意外と荒っぽいんですね」
咲夜「何が意外よ、メイド!この方を客室にお連れして!」 ワイ「こ、ここは…」
咲夜「お目覚めみたいですね、気分はどうですか?」
ワイ「頭が…」
咲夜「普通あの高さから落ちたら死んでますわ、なかなかタフな殿方ですね」
ワイ「死んでる…?そうだ!お守り!」
咲夜「?(これは霊夢の霊力…)」
ワイ「よかった無事だった!」
咲夜「そう、ワイ様は霊夢から力を分け与えられているんですね」
ワイ「えっなんで分かった!?」
咲夜「霊夢の強い霊力が溢れてますもの、余程ワイ様が心配だったんですね」
ワイ(まだ名乗ってもないのにワイの名を…) 咲夜「申し遅れました、私紅魔館のメイド長を務めております十六夜咲夜と申します(ペコリ」
ワイ「ああ、ワイはワイだ、よろしく」
咲夜「ワイ様は今晩お泊まりということで、主人に会っていってくださいませ」
ワイ「ゴクリ…」
咲夜「クスッ…紫から何か吹き込まれましたね…ご心配には及びませんよ、客人は丁重におもてなしします」 こういうのってなんで初対面のやつでもいきなりタメ口なんだ?
距離感バグってねえか ワイ「な、なぁ…」
咲夜「どうしました?」
ワイ「人間を食べるって…本当なのか…」
咲夜「ええ、本当です(ニヤリ」
ワイ「ど、どうして…」
咲夜「それについては主人がお話ししますわ」
ワイ「あぁ…」
レミリア「ごきげんよう、私が紅魔館の主人レミリア・スカーレットよ」 ワイ「ワイだ、3ヶ月前に幻想郷に迷い込んだ人間だ、よろしく」
レミリア「この人間何か持ち込んでるわね、咲夜!」
咲夜「はっ!(ナイフ投げ」
ワイ「うっ(グシャッ」
レミリア「これであなたの残機はあと1機…」
ワイ「はっ!し、死んでない…」 ワイ「う、うわああ!」
咲夜「無駄だ!」
ワイ「えっ」
咲夜「ごきげんよう(一瞬でワイの目の前に出現)」
ワイ「あ…あああ…」
レミリア「地下室に閉じ込めておきなさい」
咲夜「はっ」 >>35
勝手にスレ開いて読みに来てるやつがそんなこと言うなよ ワイ「こ、ここは…くさっ!ヴォエ!」
人骨の山「…」
ワイ「ひいっ」
ワイ(やっぱりやばい奴じゃないか…このままだと殺される…)
フラン「ねぇ、誰かそこにいるの?」
ワイ(!!!) フラン「あっ、新しいオモチャだ!」
ワイ「わああああ!!!(無意識にバリアを張る」
フラン「おおっ!今度のオモチャはすごいね!!」
ワイ(頼む!こないでくれ!こないでくれ!)
フラン「ぱりーん」
ワイ(あっ…)
フラン「死んじゃえ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています