3月末に所属事務所・ホリプロインターナショナルを退所し、現在はフリーで活動している声優で歌手の茅原実里。
4月1日には公式YouTubeチャンネル「茅原実里 minorhythm」を開設し、動画の中で現在の正直な胸の内を明かした。

茅原といえば、2020年5月に、バイオリニストの室屋光一郎氏と過去6年にわたり不倫関係にあったことをニュースサイト「SmartFLASH」でスクープされ、自身のブログや公式サイトで声明文を発表。
記事の内容は「ほぼ事実」と室谷との交際を認めた上でファンや関係者に謝罪し、業界内外を騒然とさせた。

そんな茅原は昨年12月31日をもって歌手活動を休止していたが、4月1日に投稿した「本当のことをお話しします」という動画で、
不倫報道の影響は「もちろんゼロじゃありません。自分にとってはとても大きな出来事で、自分自身を見つめ直すきっかけになったのは事実です」とコメント。
当初は引退も考えていたものの、仕事関係者たちと話をする中で、歌手活動を休止し、声優活動は続けるという決断に至ったという。

また、19年4月から所属していたホリプロには、「“音楽活動をもっと幅広く盛り上げていこう”というところで意気投合して所属させていただいた」と明かし、音楽活動の休止に伴い、退所の流れになったのは「とても自然なことでした」とも語っている。

こうして再始動した茅原だが、業界関係者は彼女の決断をどのように見ているのか。

「音楽活動に旨味を感じてホリプロに所属したのに、退所したから声優活動に軸足を置くというのは、正直、『どっちらけ』という印象。
茅原よりも若くて実力があり、声優活動と歌手活動を両立しているアイドル声優は大勢いますし、かと言って、年齢を重ねても活躍している実力派声優の枠に入れるほどの技術は彼女にはありません。
業界内からは『オワコン』という厳しい声も聞こえてきます」(声優業界関係者)

04年4月にテレビアニメ『天上天下』(テレビ朝日系)でヒロイン・棗亜夜(なつめあや)を演じ声優デビューした茅原は、同年12月に歌手活動を開始。
その後、06年に放送されたテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』(TOKYO MXほか)のメインキャラクター・長門有希役でブレークしたことをきっかけにアーティストとして活動を本格化させたが、声優としての実力は乏しいようだ。

「以前は“アイドル声優”として人気を博した茅原ですが、近年は全盛期ほどの勢いはありませんし、業界内でもフリーとして第一線で活躍する女性声優はほぼいない状況。
フリーで事務所のバックアップもなく、しかも不倫騒動で世間を騒がせた茅原が再び声優として再浮上するのは、かなりハードルが高いでしょう」(同)