「ライ麦畑でつかまえて」を読んだけどさぁ
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全然おもってたのとイメージちゃうかったやん
自意識垂れ流す斜に構えた青年が自分の問題を時代や社会のせいにして孤独と共に生きることが孤高だと思っていたが
本心では誰かに助けてほしい、他人と分かち合いたい気持ちの反動でしかなく
幼少期の純粋無垢だった田舎の原風景にあるライ麦畑で俺を誰か捕まえてくれって嘆きのサリンジャーの自伝的小説家と思った なんであんなもんがクソほど売れたんや?
ただ悪さしてケンカして反省もせず脈絡もなく学校から出て行く話やん 自分がこの汚い現実に塗れてしまったから
純粋無垢な子供をライ麦畑から落っこちそうな時に拾って助けてやりたい
ってのは分かるけどおもんないって 思春期か病む時に読む本だから社会人になってから読んでもそりゃつまらないでしょ>>1 その時代に売れたのは分かるで
でも閉塞感とかなくなってからも売れ続けて若者のバイブル呼ばわりされてんのは謎 アクアマリンのままでいて
オマケの中身が知りたくて アメリカ文学ってタイトルがいいよね
グレートギャツビーとか グレートギャツビーもこころも地下室の手記もキャッチャーインザライも
全部が自意識垂れ流しのHSPの陰気キャが背伸びしてんじゃねえよ的なお話ばっかやな つーかアメリカ文学はクッソ読みにくいのなんでなん?
サリンジャーにしろヘミングウェイにしろラブクラフトにしろさぁ
同じ英語でウェルズやコナンドイルやイザベラバードは読みやすいのに はえ〜
子供たちがライ麦畑で鬼ごっこする話やと思ってた 大人になって読むとキツいよ
高校くらいで読むと衝撃なのかもしれん
ただのガキの話 グレートギャツビーも映画しかみてないし読んでみようかな >>22
共通するのは書いてる本人はめちゃくちゃ陰キャ
そんでモテない
村上春樹もドストエフスキーもサリンジャーも
サリンジャーはチャップリンに彼女寝取られるし
だから自分のモテへん陰キャの自意識過剰な拗らせたルサンチマンを自小説ではイケメンのモテまくる主人公として登場させるんや
ただのオナニーやで ライ麦畑で誰が誰を捕まえるのかワクワクして読んだら
曲のタイトルでレコードは速攻で割れるって言うね 前なんjでおすすめされたのはムーンパレスやったかな 1950年代のアメリカが第二次世界大戦に勝利して神への信仰が絶対的だった時代の小説な
隠れた主題は「神様なんていない、この社会はくそや」 俺も大人になってから読んだからなー
でもラストシーンの多幸感はええよな やっぱ思春期に読まなあかんかったか
もったいないことしたわー
読んで拗らせなくてよかったとも言えるが >>38
ヘミングウェイにハマったからもあるけどあんま深い意味とか考えんほうが面白い 学校で落ちこぼれてた人は共感できる小説やと勝手に思ってる
逆に学校とか部活が辛かったけど歯を食いしばって耐えてきたタイプの人にとっては甘え甘えアンド甘え小説ちゃうか 翻訳ものってタイトルがかっこいいだけのものが多いよな 神様への信仰が絶対的だった時代に情けない少年の話を通して「神さまなんていない、この社会に耐えられない」っていうのを暴いてみせたんや
それは当時のアメリカ人にとって衝撃的やったんや
その後ベトナム戦争があってキリスト教社会にNo!を突きつけて若者が大暴れするカウンターカルチャーが生まれたんや >>50
なるほど
キリスト教圏におけるカウンターカルチャーか
なんで日本でも世界でもウケたんや? >>9
笑い男が好きやわ
いままで読んだ短編の中で3本の指に入る 時代背景考えて読んだら分かるで
ライ麦畑はキリスト教社会にNo!を突きつけたカウンターカルチャーの導火線であり先駆けなんや
読んだなら分かるやろ神様を否定する小説なんやって この作者めちゃくちゃ可愛い嫁もらってたのに引きこもって別れたの草 要点はそこじゃないやろ
子供を見失うほど広いライ麦畑で見失わないように見守ってあげたいっていう比喩な 自分もどこかで捕まえてもらいたいってすごい切なくて俺は好きだったけど
自己犠牲の日本人にもそこが刺さるんじゃないのか >>51
日本も当時若者が社会に耐えられなくて暴れてたからちゃうかな
でも当時絶対的だったキリスト教社会に生きていた欧米の若者にとって神さまなんていないよって示唆する物語は衝撃的やったんや 陰キャあまのじゃくのワイにヒットするかな思って高校生の頃読んだけどおもんなさすぎてそれどころじゃなかった
途中であきらめたわ >>57
というか日本でアメリカ文学書いてるのが村上春樹なイメージ >>59
地下室の手記はめちゃくちゃ刺さったで
当時のワイには 俺も最近読んだけどめちゃくちゃ良かったわ
思春期ってあんな感じだよな サリンジャーの作品の中ではまし
ダジャレが落ちの短編とかあるし 何故かガキのときに読むもんやと言われてるけどガキが読んだらガチギレする系やぞ
ああいうガキをいっぱい見てきた大人になってから遠い目で読むほうがええ 今でもアメリカじゃうるさいキリスト教徒が暴れてるから図書館ではライ麦は禁止図書になってるところが多い
まぁ神の存在を否定する小説なんか置かれたら信者にとっては堪ったもんじゃないわな 神の存在を否定するとか言ってるけどそんな大層な話じゃないよ
批評家は大げさなこと言って注目集めるのが仕事だから惑わされちゃいけない ライ麦って緑肥になんやな
耕して土に混ぜ込んでやると地質改良になるらしい >>8
寧ろアメリカだとあの主人公はティーンネイジャーの女の子が憧れるタイプだと聞いたけどな 主人公がワイのコピーみたいな奴で読んでて何も発見がなかったわ 中学生の頃読んだけど妹が可愛いという事しか憶えてない
ラストもなんか妹とイチャついて終わったし フラニーとゾーイー読めばわかるけど
ああいう感受性を尊いけど乗り越えるべきマイナスなものとして書いてるんやで
本読みなれてないやつは主人公の語り=作者の思想=作者の私小説的なものとすぐ短絡させるが ライ麦畑で捕まえてってタイトルだけでここまで妄想できるのはすごいで >>71
すまんなアメリカ文学ガチ勢や
ライ麦が反キリスト小説なんはどこにでも書いてる当たり前のことやねんけどな 攻殻機動隊見て読んだけどさっぱり内容入ってこんかったわ >>78
じゃあサリンジャーは自分の怒りを抱えていたからセラピー的に小説にそれをぶちこめてスッキリした
けど世間は「ワイのこと書いてる!」「言語化できなかったけどワイのこのモヤモヤはこのことなんや!」ってフォロワーになってしまって
ジョンレノンを殺すまでに至るってか? >>81
君が見た“反キリスト”ってのは批評家が書いたものやろってことじゃない? >>60
初期の村上春樹はヴォネガットの影響が大きいように感じる
風の歌を聴けとか特に ワイは怒りを忘れんぞ😡ネタにマジレスしやがってざけんなよ 昔読んだけどなんも覚えてないわ
かもめのジョナサンしか思い出せない >>85
せやで
フラニーとゾーイーの感想とかいっぱいあるの読んでみたらええよ
みんな小説の中に直接書いてあることに反する感想語っちゃってるから
フラニーがみんなエゴだ!って嘆いてるのに対して
ゾーイーがむしろそれはエゴじゃないんやでと諭してるのに
そこ抜きにして「そうだねみんなエゴなんだよ」って感想いっぱいある ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています