「木下は7年前、抵抗する私を無理やり犯したんです」。共演をきっかけに木下から食事に誘われた当時20代の被害女性は時おり涙を浮かべながら、現在も苦しみ続ける心のうちを明かしたという。

木下の蛮行は1軒目で芸能活動の相談に乗り「事務所を紹介してあげる」などと言ったあと、「飲み足りないからもう一軒」などと言って、タクシーへ。「稽古場を紹介したい」と言いつつ、連れ込まれたのは古いアパートの一室。キッチンで女性に背を向ける格好で飲み物をつくり、それを口にした女性は5分後、平衡感覚を失い、体が鉛のように重くなったという。女性は木下に押し倒されたため泣き叫び、「やめて」と懇願しても性行為に及んだという。

女性は病院で、膣炎という炎症と診断された上、精神的ショックに見舞われた。追い打ちとなったのが、木下の言動だ。

「めっちゃ嫌われたの?」などと、謝罪もなく、当時の所属事務所に損害賠償を請求すると、代理人を通じて「合意のもと」だから応じられないという返答が。強姦罪での刑事告訴に踏み切ったが、「犯行現場の正確な情報がない」などの理由で被害届が受理されず、以来、告訴状は取り下げていないものの泣き寝入りの状態が続いているという。