ミシュランガイド掲載の中華そば店「勝本」の運営会社破産


 (株)勝本(TDB企業コード:728014887、東京都千代田区神田三崎町2-15-5)は、3月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は高橋良裕弁護士(東京都千代田区神田司町2-8-4、あぽろ法律事務所、電話03-3526-8722)。債権届け出期間は4月13日まで。

 当社は、2015年(平成27年)2月に設立。京都の著名ホテルの元総料理長がラーメンシェフに転身し、都内にて、煮干し醤油スープの中華そばを主力商品として
「ミシュランガイド東京2020」にも掲載された中華そば店「勝本」など5店舗を運営していた。
厳選されただしや食材、仕込みを各店舗にて自前で行うなど徹底したこだわりに加え、落ち着いた店舗内装が支持され、
雑誌やテレビなどのメディアにも取り上げられるなど知名度は高く、2020年1月期には年売上高約2億100万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、時短営業や近隣企業の在宅勤務などに伴い来店客数が減少していたことに加え、
創業以来赤字決算が散発するなど資金繰りや財務内容が悪化、支えきれず今回の措置となった。 負債は現在調査中。

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