ワイ「ち、チノちゃん!自動車保険会社と自分で示談交渉しないでね!」チノ「うるさいですね…」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ワイ「あ、あぁ〜ッ!!!!!」ハローチューリッヒ♪
チノ「はい、今日の示談交渉は終わり。お疲れさまでした」
ワイ「うぅ……あ、ありがとうございました……」
数週間前、自動車に横断歩道で轢かれる人身事故があったのだが「示談は保険会社が代行します。交渉は会社を通してください」
と言う保険会社からの通達があり、結果、チノちゃんが自分で保険会社と交渉することになった。
しかしチノちゃんはなんだか法律の事はわからないみたいで、いつもいつも保険会社の言う通りにうなずき、示談提案金ヒクイヒクイなのだった。
ワイ「トホホ……チノちゃん法律の知識ないのに交渉なんてするから…あーあ、どうにかして示談金多くもらえないかな〜、ん?」
深夜なのにチノちゃんの部屋から明かりが漏れている。 チノ「ふぅ……こんなものですかね……。もっと示談金をもらえるように頑張らないと……」
ワイ「チノちゃーん!」 バターンッ!
チノ「ひゃあッ!?」
ワイ「チ、チノちゃーん! ごめんよーッ! チノちゃんは毎日示談のために保険会社との戦い方を検索してたのにワイはそんなことも知らずに……ッ!
もしッ!もしッ! 公益財団法人交通事故紛争処理センターですか?!」
チノ「ど、ドサクサにまぎれて電話予約しないでください」
ワイ「ご、ごめんねチノちゃん……!」!」
チノ「べ、別に、和解あっ旋依頼くらい普通です……。それが私に出来る事ですから……。それに、私は一般人で、保険会社とうまく交渉できないから」
ワイ「そ、そんなことないよ! チノちゃんのその気持ちだけでワイは十分嬉しいんだよ! あっ、そ、そうだ! チノちゃんおてて出して!」
チノ「こ、こうですか?」 和解あっ旋弁護士委員「ウオーッ! チノ! 和解あっ旋審査結果出すぞ!」ペラペラペラーッ!
チノ「ひゃあッ!」
ワイ「くっ、ふぅ……! す、すっごい金額が出たぁーッ!」
チノ「ほんとうです……で、でもなんで……?」
ワイ「それはね……チノちゃんの気持ちが、審査会に伝わったからだよ! チノちゃんの全くの過失の無さがね!」
チノ「私の過失のなさ……」
ワイ「そう! だから、保険屋との交渉なんて、二の次なんだよ! 示談交渉は、自分でやるより、弁護士にやってもらうのが一番いいんだよ!」
チノ「べ、弁護士って……はわわ……あ、あの……もうちょっとだけ、示談金上げてもらってもいいですか?」
和解あっ旋弁護士委員「もちろん!」
その後、チノちゃんは和解あっ旋を続けて数週間後には保険会社が最初に提示した示談金より3倍多く慰謝料を貰うことができた。
でもまぁ、その日以来、横断歩道を渡る時「右見て左見てまた右見るのです」と交通ルールに厳しくなったので結果オーライ! 終わり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています