ウソップ「だから! 俺はこの子を産むって言ってんだよ!!」

ルヒィ「馬鹿野郎!!」ドンッ

ルヒィ「お医者さんから言われただろ! 遺伝子情報から見てお前のお腹に宿ってるのはガイジなんだよ!!」

ウソップ「それがどうした!! コイツは俺とルヒィの子だ!! ガイジだろうとあいしてみせる!」

ルヒィ「ふざけんな!! 人のナリをしたバケモノを愛せるわけねえだろうが!!」

ウソップ「ルヒィテメェ……! 今お前は親としては言ってはならねえことを言った! 取り消せ!!」

ルヒィ「断じて取り消さねえし!! そのガイジは絶対に産ませねぇ!!」ドンッ

ウソップ「そこまで言うなら決闘だ!! 俺が勝ったらこの子を産む!!」

ルヒィ「ああ……その代わりお前が負けたら俺がその子を殺る……」プルプル

ウソップ「……!」

ウソップ(そうか……ルヒィだって子供ができて嬉しくなかったわけがねえ……! コイツだって死ぬほどつれぇ選択を……)

ウソップ「……分かった、その時は潔くこの子を殺る」