小学校の頃、国語で作文を書く授業はあったが小説を書く授業はなかったな
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ごんは死んだ。
兵十は自分の過ちに気づき、深く後悔した。
「ごめんなぁ、こん……!」
それからというもの兵十はごんを弔うためにお手製の腕力で墓を作りあげた。
「もう会えない君に、最後の祈りを捧げる」
救われなかった最期にせめてもの贖罪を、という思いだった。
そのときだった。
「こん!こん!」
空耳かもしれない。されどその声は生前のごんの鳴き声そのものだった。
すぐに声は止んだ。
「こんな摩訶不思議なことが起きるなんて……」
自分がおかしくなったんじゃないかって、兵十にはそうとも考えられただろう
だが、ごんが死してなお兵十の隣で見守ってくれているのかもしれないとさえ思えた。
それくらい真に迫った鳴き声だったのだ。兵十は最後に声を漏らした。
「ごん、お前だったのか?」 音楽の授業で映画のテーマみたいなのに合わせてオリジナルストーリー作るやつあったで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています