食べ物をのどや気管支に詰まらせる「気道異物」の事故。子どもの命を奪うこともあるが、アーモンドや節分の福豆などの硬い豆類が原因となることはあまり知られていない。福豆やナッツ類は小さいかけらでも気管支に詰まる危険性がある

さいたま市の小学4年生 桜井みのりちゃん=当時(10)=は約5年前、アーモンドをのどに詰まらせて亡くなった。事故は、当時中学生だった姉と一緒に自宅で留守番をしていた時に起きた。みのりちゃんは姉とゲームをしながら、1センチほどのアーモンドを口に入れた直後に、せきこんでけいれん。姉は救急車を呼んで背中をさすり続け、みのりちゃんは病院に運ばれたが脳死えっショック状態となり約3カ月後に亡くなった。アーモンドは水分を含んで膨らんでおり、気管にすっぽりはまっていた。
https://imgur.com/rrEyTYV.jpg