庫に積み上げられたホタテ在庫 余っているのに安売りしない理由は"ホタテ業界が抱えるジレンマ"

消費拡大を促されても、スーパーで売られているホタテの価格は変わらず…。
なぜホタテは安くならない?


例年だと加工と並行して商談も進むが、7月から商談が一切ストップしていて、在庫だけがどんどんたまっている状態」(北海道内の水産加工業者)

 倉庫の3割ほどで収まるものが、約7~8割まで埋まっている状態に。

 ホタテの価格安くならない理由については…。

 「原料を買い取って加工しているので、加工に関わる費用もかかる。消費してもらうために安くすると、加工業者の死活問題につながってしまう」(北海道内の水産加工業者)


2024年は生産者との価格交渉から始まります。

 そのため、このまま輸出停止が続くと、価格が下がる可能性も。

 価格が下がると消費者は手に取りやすくなるが、北海道経済への打撃は著しいものに。

 ホタテ漁に携わる人や地域の経済、雇用にも影響を及ぼすかもしれません。

 北海道の豊かな水産物を守ることは、地域の経済を守ることにもつながります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/515b7417902626073cd2a6412599fa54f8918f1f