車窓から片腕を出し秋の心地よさを満喫しながら向かう先は墓場や
何の気なしに向かったが、世間ではお彼岸らしいな
普段ならお彼岸なんてお構いなしだが、今日は違った
父方の認知症のババアが死んだんだ
ジジイも一年前に死んだっけな
自殺した親父の死亡保険金をこっちに一切寄越さず、あろうことか幼い俺たち兄弟に借金を送りつけたとんでもねえジジイババアだった
ババアは老衰だったらしいが、今頃地獄に落ちてるはずさ
と、複雑な感情を抱きながらこれから墓参りします