0001風吹けば名無し
2023/09/04(月) 22:45:31.05ID:IECZsRvy0主に「原作ファンによる二次創作の中に登場する、原作の主要キャラクターよりも格段に優秀な、作者の分身のようなオリジナルキャラクター」などを指す。
語源は、1973年に出版された同人誌「Menagerie」2号に掲載された『スタートレック』の二次創作小説『A Trekkie's Tale』(*1)に登場するオリジナルヒロインの「メアリー・スー大尉」。
彼女が語源となった言葉が上述の通りな時点で察しが付くと思われるが、このメアリー・スー大尉、15歳と艦の中では最年少かつ最優秀で、
原作に登場するエンタープライズクルーらから尊敬や愛を寄せられ、死ぬときは劇的に死んで全員が悲しみに包まれる等々、とんでもないチートキャラとして描かれている。
なお、この『A Trekkie's Tale』は、当時のファンジンに氾濫していた「ぼくのかんがえたりそうのオリジナルキャラクター」に対する皮肉であり、
メアリー・スー大尉がとんでもないチートスペックなのもそのためだが、小説自体の総ページ数はなんと 半ページ 。
この短さも「『この手の主人公』の登場する作品は往々にして語るべき内容が何もない」という皮肉であり、作品自体が痛烈なブラックジョークなのだ。
英語版wiki翻訳⇩
メアリー・スー(Mary Sue)という言葉は、1973年にポーラ・スミス(Paula Smith)がパロディ短編小説 "A Trekkie's Tale "の中で、スタートレックのファン・フィクションの中で広まっている、理想化された女性キャラクターを意味する造語である。この用語は男性キャラクターにも適用されているが、同様の特徴を持つ男性キャラクターはゲイリー・スチューやマーティ・ストューと呼ばれることもある。