0001風吹けば名無し
2023/08/31(木) 08:39:29.18ID:oh3ZzP/10・生徒が大便を漏らしてしまった。呼び出された保護者は、なんの対応もせず教師に生徒の汚れた下着を握らせ帰っていった。
これらは韓国教員団体総連合会のホームページに掲載されている、教師が巻き込まれたトラブル事例だ。韓国で教師のストレスが年々強まっている。与党「国民の力」の議員が、７月に全国17の自治体の教育機関から受け取った資料に記されていたのは衝撃の事実だった。
「’18年１月から今年６月の約６年間で、公立学校の教師100人が自ら命を絶っていたんです。内訳では小学校の教師が最も多い57人で、高校は28人、中学校は15人でした。特にソウルや釜山など都市部の自殺率が高い。理由の１位は『原因不明』、２位は『うつ病とパニック障害』、３位が『家族問題』でした」（韓国紙記者）
◆亡くなったことを確認しに葬儀場へ
８月14日には韓国のテレビ局『ＭＢＣ放送』が、戦慄の事例を放送している。『中央日報』など他のメディアも繰り返し報じたトラブル内容は以下の通りだ――。
〈’21年12月に小学校の教師Ａ氏が自殺した。Ａ氏が長期欠席していた生徒の保護者Ｂ氏と、生前に交わしたメッセージは抗議を含め400件にのぼる。Ｂ氏はＡ氏が亡くなる直前にも電話をしたが返信がなかったため職員室へ。別の教師が『突然亡くなった』と伝えると『嘘をつくな』と激高。確認のためＡ氏の葬儀場まで行ったが弔問はしなかったという〉
なぜ韓国の教育現場では、教師が自ら命を絶つという悲しい事態が相次いでいるのだろうか。
「保護者に対する教師の立場が相対的に低いんです。『子どもを教える資格がない』『うちの子の成績がなぜ上がらないのか』と執拗に苦情を受けるケースもあるとか。加熱する受験に失敗した子どもの親から『責任をとれ』と脅迫され、精神的に支障をきたし教壇に立てなくなった教師もいます。
政府も深刻化する事態に、手をこまねいている訳ではありません。韓国教育省は８月17日に『教員の学生生活指導に関する告示案』を発表。指導に従わない生徒へ退出命令ができるなど、教師の権限を強めようとしているんです。一方で、教師の権限強化は保護者からさらなる反発を招くという不安の声もあります」（同前）
疲弊する韓国の教育現場。教師たちは、学歴重視の風潮や保護者からの過度なクレームに翻弄され続けている。
