宮内庁は30日、2024年度予算の概算要求を発表した。

 来年9月に18歳を迎え、成年皇族となる秋篠宮家の長男悠仁さまに天皇陛下が贈られる冠の制作費として258万円を計上した。

 同庁によると、来年高校3年となる悠仁さまの学業優先のため、冠が授与される成年式は25年3月の卒業以降に行う。成年に伴い、悠仁さまの皇族費は23年度より400万円増える。

 同庁は、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが正装姿の際に着用するティアラについて、コロナ禍や物価高の国民生活への影響を鑑み、24年度も予算を計上しないことも明らかにした。愛子さまは21年の成年行事の際、叔母の黒田清子さんから借りたティアラを着用。その後も新調していない。 

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