DJ SODAのわいせつ事件で21日、刑事告発されたと思われる2人の男性が出頭、24日新たに、SODAさんに抱きついてキスをしたとされる21歳の会社員の女性が任意で事情聴取を受けていることが明らかになった。

主催者側が「さまざまな角度から犯行現場をとらえた映像がありますので、早期に(犯人を)特定することが可能と思われます」とやや脅しとも受け取れる警告文で出頭を促したが、“危機管理”という観点で数々の疑問が浮上しているという。

「観客を犯罪者にさせないように未然に防ぐのがイベンターの役割。他のフェスでも海外アーティストと触れ合う場面はありますが、屈強なボディーガードが何人もついていて、何かあれば制止します。出演者側のマネジメント側もボディーガードを何人つけるかとか事前に条件提示し、打ち合わせています。彼女がセルフプロデュースに近いアーティストというのも、こうした危機管理面の確認があいまいになり、事件につながりやすかったのかも」(イベント会社関係者)

 同イベントには、セクシー女優の深田えいみ(25)やCYBERJAPAN DANCERSなど「セクシー」系アーティストも多数出演。

「マネジャーがいれば盗撮や痴漢行為などあらゆる可能性をチェックする。フェスのようなイベントではファンも高揚しているし、他のアーティストたちは何らかの手段で事故を防止する方法をとっていたはず。タレント本人だけでは思いつかないこともあるし、その場で助けてくれる身近な人がいないのはリスクが上がる。セルフプロデュースの危うさを感じます」(芸能マネジャー)

■ボディーガードは制止せず…

動画を見るとボディーガードは1人写っているものの、制止するでもなく、DJ SODAは無防備にも見える。また「Music Circus」自体にも疑問の声が。

「セクシータレントが出演するのに子供の入場OKなのは、コンプライアンス的にどうか、他のフェスに比べて警備体制が甘いという話もあります」(広告代理店)

フェスなどのチケット代がどんどん値上げされる中、1日1万円を切るのは手頃だが、危機管理対策にももっと費用を回すべきなのかもしれない。