昔書いた厨二病小説上げる
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スマホいじってたら一年前に書いた小説が見つかったから上げるわ。
ちな俺は今中2やから中1の頃に書いたんやな。
ストーリーはまあまあ狂ってるで そんな話聞いたことなかった。というか母には酒と三食を提供するだけでここ数年は母とまともに話したことすらない。いつも、全て終わってしまえばいいのにと呪文のように唱え、俺のことなんて認識してないようだった。 男たちの話に驚いて固まっているとすぐに取り押さえられた。
「来世でもよろしく。」
そう言って残りの男たちは母の部屋に入っていく。 その時異変が起きた。男たちが千鳥足になったかと思うと吐き散らしながら倒れたのだ。 「大丈夫か‼︎」
俺を抑えていた男の一人が彼らの元に近づく、そしてその男も他と同じように倒れる。 そして母の部屋から出てきたのは母とは似ても似つかない化け物だった。 この世のものとは思えないほどの叫び声。ただ、服装が母のものだった。自分の母親は得体の知れないナニカになっていた。 「母さん‼︎」
叫んでも声は届かない、母だった化け物はだんだんとこちらに近づいてきた。 少しの興奮感とそれの何倍もの頭の痛み、気持ち悪さ、俺も思わず吐いてしまう。意識が朦朧とし、五感が消える。 「《終末の酔い》(ドランクエンド)といったところか。今、終わらせてやる。《終末の水流》(ウォーターエンド)‼︎」 化け物の周りを水が囲い、閉じ込める。化け物は閉じ込められても醜くあがこうと暴れる。乱入者は言った。 「ここで溺れるのかお前の終末だ。《終末の酔い》(ドランクエンド)」 最悪で、最低な母だったかもしれない。もう人ではないのかもしれない。でも、かつて父と共に食卓を囲んだ人だった。大切な人だった。 もう、死ぬしかないのなら、せめて、せめて父のように幸せに息絶えてほしい。それが、生物の一番美しい死に方だから。 「アァァァァァァァァァァァ」
頭の痛みがなくなり、視界がクリアになる。そしてわかる。今の自分なら母を殺してあげられると。 「母さん、ありがとう。そしてさようなら。《終末の幸福》(ハッピーエンド)‼︎」 かつて母だった化け物はその顔に笑顔を浮かべ終わりを迎えた。 ちな《終末の幸福》(ハッピーエンド)は『幸せなまま終わらす能力』や >>52
そうか?なんか推敲とかしない過去の雑さがある方がいいかと思ったんや 技名ダサいけど戦闘シーン以外のストーリーはええとおもう やっぱネーミングって大切なんやなって
途中まで割と面白かったのに一気に馬鹿みたいになったわ >>54
そういう世界なんやヒロアカの個性とかと同じでこの世界では異能が《終末》(エンド)なんや 「おい、お前その力はなんだ?」
化け物を倒し、へなへなと座り込んでしまった俺に乱入者は話しかけてきた。 俺はその時初めて乱入者の顔を見る。その男はマッシュのイケメンだった。歳は二十代前半、シャープな顔と鋭い目つきでいかにもモテそう。 「えっと、よくわかんないです。母さんを殺してあげたいって思ったら、急に力が湧いてきて。」 「はぁ、あの瞬間に《終末》(エンド)を手に入れたのか、しょうがねぇ福田幸希だったか?お前を拘束する。《終末の水流》(ウォーターエンド)」
いろんな事が起こり過ぎた。もはや拘束とかいう単語にも少しも驚かない自分がいる。 男はどこから発生させたのか、水を操り僕を押さえつけた。
「ゴハッ」 (いや、なんだこれ拘束なんてレベルじゃないぞ)
何かに押し潰されている。
「水圧だ。そのまま寝てろ。」
俺の意識は深海に沈んで言った。 俺はどこかにいた。
暗い闇でもあれば、明るい光でもある場所に。 『君が《終末の幸福》(ハッピーエンド)かな?』
目の前から声がした。そこにはいないのにそこにいるような感覚。男でも女でもない声、幼い子供のようなナニカが俺に話しかけていた。 「お前は誰だ?」
『んー、難しい質問だね。人間の言葉で言うと神って感じかなぁ?』 「神?」
『うん、君に力をあげたのも僕だよ。君のその恐ろしい狂気に合わせてオーダーメイドしたんだ。気に入ってくれたかな?』
神と名乗るそれは続ける。 『君たちにはさっさとこの世界を壊して欲しいんだよね。君もそれを望んでいるんだろ。世界中の全てが幸せに終われるんだよ。あぁ、早く新しい世界が作りたい。』 そのナニカは無邪気な声でとても楽しそうに笑っていた。 「……うわっ」
「ようやく目が覚めたか、その感じ、あの狂った神にでもあったようだな。」 そこにいたのはマッシュのイケメンだった。周りを見回すと普通の部屋のようだ。客間と書いている。 二つあるソファーの片方にいるのはメガネをかけ、ヘッドホン持ち、腰に日本刀、背中にロングソードを持つ天パの青年とパジャマ姿でいびきをかきながら熟睡する青年。どちらも俺と同年代のようだ。 机を挟んで反対側にいるのは白衣姿の美少女とオペラ歌手のような美女。 マッシュの男が答える。
「俺の名前は水嶋港。ここは警視庁対《終末》(エンド)部。お前は今日からここの所属戦闘員となる。」 初っ端から全く意味がわからなかった。ドユコト?助け舟を出してくれたのはオペラ歌手みたいな美女だった。 「港君、それじゃ何言ってるかよくわからないわよ。あ、私は音美鈴音です。」 白衣の少女が続ける。
「妾は解剖理壊、お主も持っておるのじゃろう異能を別名《終末》(エンド)と呼ばれておる。簡単にいうとそれを取り締まる機関じゃ。」 そして最後に奥に座る男が言った。
「俺は王魔凶な、寝てるのが夢見悪夢、銃刀法違反が剣斬ね、詳しいことは剣斬に聞いて。同い年だし仲良くな。」 剣斬と呼ばれた男は立ち上がり、笑顔で言った。
「実験No.111です‼︎あ、凶さんからは剣斬って呼ばれてます‼︎持つ《終末》(エンド)は《終末の斬撃》(スラッシュエンド)です。俺も昨日配属されたばかりで俺もよくわかんない事あるけどよろしくな‼︎」 (実験No.ってなんだ?それに昨日配属のやつがそんなに詳しいのか?)
凶さんはそんな俺の疑問に気付いたようだ。こう言った。 「剣斬は日本政府が実験で製造した《終末》(エンド)なんだよ。」 「え?日本政府が?」
そう尋ねた時に俺以外のその場の人間が急に顔を引き締めた。 「一旦その話は後、新手の《終末》(エンド)だ。横浜らへんかな?剣斬、幸希、出動‼︎《終末の転送》(ワープエンド)」 俺たちはいつのまにか別の場所に飛ばされていた。急に鼓動が速くなる。前方数100メートル先にナニカがいる。 「感じ取れた?《終末》(エンド)の悪意。凶さんレベルだと日本全国どこで《終末》(エンド)が生まれたかわかるんだよね、ちなみに抑える事も可能、君の前ではみんな押さえてたよ。まぁ今回の感じザコでしょ、行こ幸希‼︎」 剣斬が走り出す。俺も剣斬を追いかけた。それは路地裏にいた。いかにもDQNな男たち数人が倒れている。そして母と似たような化け物がいた。 そんな質問に答えてるヒマない。化け物が炎を吐き出した。それを軽々と避け、剣斬は続ける。 「《終末》(エンド)ってのは世界を壊すために神が人類に送るギフトのこと。その人の破壊衝動を現実化させる力。」 周りはすでに炎に包まれ、逃げることさえできなくなってしまう。それでも剣斬は笑って続ける。 「でもその破壊衝動が一時的なものだったりするとこんなふうに力に飲まれ、化け物となってしまう。」 「うぜぇな、今幸希に説明中なんだよ。《終末の斬撃》(スラッシュエンド)」
彼は右手で腰の刀を無造作に振り抜いた。 次に剣斬は左手で背中のロングソードを抜き、化け物を切り捨てた。最後に刀とロングソードで周りの火を消火する。 時間にして10秒だろうか、俺はその間何もできなかった。 「つまりこいつらはこの程度の力に飲まれたザコってこと。こいつらに苦戦してるようじゃまだまだだぜ。いや、俺は作られたけどお前は一般人だったし比べたら悪いか。」 剣斬はニカっと笑う。俺は気になり、先ほど聞けなかった質問を剣斬にした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています