昔書いた厨二病小説上げる

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:01:40.83

スマホいじってたら一年前に書いた小説が見つかったから上げるわ。
ちな俺は今中2やから中1の頃に書いたんやな。
ストーリーはまあまあ狂ってるで

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:02:42.02

ハッピーエンド

一話《終末の幸福》
　　（ハッピーエンド）

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:02:57.80

この世界は終わっている。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:03:20.11

俺、福田幸希の父はブラック企業に勤め、朝早くに出て、夜遅くに帰ってきてくる、そんな父のことに飽きた母は浮気、さらにホストに父の金や借金で貢ぐ、俺はそんな家庭に育った。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:03:53.75

父は俺が七歳の頃に過労であっさりと死んだ。せめてもの救いは、父が母の行っていたことを何も知らなかったことだろうか、父は最後まで愛する妻と息子のために辛い仕事を精一杯がんばっていたのだろう。そして最後まで幸せだったんだろう。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:04:14.05

父の死体は微笑んでいた。それが、僕にはとても美しく感じた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:04:15.28

面白そう

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:04:17.47

結構リアルで草

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:04:29.46

母は父からの収入源がなくなり、浮気相手やホストから捨てられ、多額の借金が残った。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:04:47.45

あれから十年、僕は母の借金を返しながら鬱になってしまった母と二人で暮らしている。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:05:03.73

ピンポーン
チャイムがなった。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:05:17.39

ここにあげるんかよ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:05:33.13

そういえば今日は一ヶ月に一度の返済日、だぶん闇金の奴らだろう。そう思ってお金を手に取りドアを開けた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:05:50.80

そこにいたのはやはり闇金の奴ら。だか、今日は何故か人が多い。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:06:05.15

「おはようございます。今月の分です。」
嫌な予感がしたが、俺はさほど多くはない収入のほとんどを彼らに渡した。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:06:27.01

「あ、それもういいわ。お前ら今日死ぬし」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:06:41.34

「は？どうゆうことですか？」
「ん？知らなかったんか、ゴミみたいな母親持つと大変だな、まぁでも三年たって返済されなかったら解体されることになってるから。あ、もちろんお前もな。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:07:01.86

そんな話聞いたことなかった。というか母には酒と三食を提供するだけでここ数年は母とまともに話したことすらない。いつも、全て終わってしまえばいいのにと呪文のように唱え、俺のことなんて認識してないようだった。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:07:23.63

>>1
雰囲気は好き

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:07:26.73

男たちの話に驚いて固まっているとすぐに取り押さえられた。
「来世でもよろしく。」
そう言って残りの男たちは母の部屋に入っていく。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:07:43.39

その時異変が起きた。男たちが千鳥足になったかと思うと吐き散らしながら倒れたのだ。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:07:57.99

「大丈夫か‼︎」
俺を抑えていた男の一人が彼らの元に近づく、そしてその男も他と同じように倒れる。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:08:13.96

そして母の部屋から出てきたのは母とは似ても似つかない化け物だった。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:08:28.77

「ガァァァァァァァァァァァ」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:09:02.93

この世のものとは思えないほどの叫び声。ただ、服装が母のものだった。自分の母親は得体の知れないナニカになっていた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:09:05.48

aiko

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:09:30.24

「母さん‼︎」
叫んでも声は届かない、母だった化け物はだんだんとこちらに近づいてきた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:09:49.04

少しの興奮感とそれの何倍もの頭の痛み、気持ち悪さ、俺も思わず吐いてしまう。意識が朦朧とし、五感が消える。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:09:51.48

今どれくらい

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:10:08.04

（俺はもう死ぬのかな）

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:10:23.38

そう思ったその時、玄関から誰かが入ってきた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:10:46.53

「《終末の酔い》（ドランクエンド）といったところか。今、終わらせてやる。《終末の水流》（ウォーターエンド）‼︎」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:10:52.52

見たけど割とおもろくて草

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:11:11.53

化け物の周りを水が囲い、閉じ込める。化け物は閉じ込められても醜くあがこうと暴れる。乱入者は言った。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:12:25.40

ここら辺から厨2全開やなぁ…

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:12:52.39

「ここで溺れるのかお前の終末だ。《終末の酔い》（ドランクエンド）」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:08.92

かつて母だった化け物は苦しそうにしていた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:27.42

最悪で、最低な母だったかもしれない。もう人ではないのかもしれない。でも、かつて父と共に食卓を囲んだ人だった。大切な人だった。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:30.21

>>32
草

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:45.01

もう、死ぬしかないのなら、せめて、せめて父のように幸せに息絶えてほしい。それが、生物の一番美しい死に方だから。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:54.30

技名エンド多くて草

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:13:59.64

「アァァァァァァァァァァァ」
頭の痛みがなくなり、視界がクリアになる。そしてわかる。今の自分なら母を殺してあげられると。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:14:14.87

「母さん、ありがとう。そしてさようなら。《終末の幸福》（ハッピーエンド）‼︎」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:14:30.77

かつて母だった化け物はその顔に笑顔を浮かべ終わりを迎えた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:14:42.91

一話完

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:14:51.77

>>43
何があったんだよ…

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:15:14.46

ここまでが1話やな

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:15:39.72

ちゃんと推敲して貼ってるの？

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:15:40.05

2話以降も見たい？

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:16:02.10

>>48
すまん、してへんわ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:16:27.03

自演レスやめろ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:16:53.76

>>50
しろ
人に読ませる時の最低限の礼儀だ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:17:07.19

ちな《終末の幸福》（ハッピーエンド）は『幸せなまま終わらす能力』や

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:17:44.20

>>53作り込まれてるね（）

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:18:16.99

>>1
なんで技名そんなエンド多いねん

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:18:17.21

>>52
そうか？なんか推敲とかしない過去の雑さがある方がいいかと思ったんや

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:18:27.23

技名ダサいけど戦闘シーン以外のストーリーはええとおもう

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:18:58.92

やっぱネーミングって大切なんやなって
途中まで割と面白かったのに一気に馬鹿みたいになったわ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:18:59.52

>>54
そういう世界なんやヒロアカの個性とかと同じでこの世界では異能が《終末》（エンド）なんや

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:19:17.17

途中からギャグマンガ日和の絵柄で再生される

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:19:38.62

>>57
わかる

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:20:05.40

さて、2話みる？

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:20:40.94

>>62
楽しみ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:21:06.66

ありがと

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:21:31.49

２話以降ガクッと駄目になりそうやな

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:21:47.95

二話《終末の斬撃》①
　　（スラッシュエンド）

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:22:07.53

「おい、お前その力はなんだ？」
化け物を倒し、へなへなと座り込んでしまった俺に乱入者は話しかけてきた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:23:08.63

俺はその時初めて乱入者の顔を見る。その男はマッシュのイケメンだった。歳は二十代前半、シャープな顔と鋭い目つきでいかにもモテそう。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:23:32.13

「えっと、よくわかんないです。母さんを殺してあげたいって思ったら、急に力が湧いてきて。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:25:26.20

諦めんなよ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:29:48.47

面白かった
2度と立てないでくれ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:31:03.65

「はぁ、あの瞬間に《終末》（エンド）を手に入れたのか、しょうがねぇ福田幸希だったか？お前を拘束する。《終末の水流》（ウォーターエンド）」
いろんな事が起こり過ぎた。もはや拘束とかいう単語にも少しも驚かない自分がいる。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:31:27.24

男はどこから発生させたのか、水を操り僕を押さえつけた。
「ゴハッ」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:31:41.47

（いや、なんだこれ拘束なんてレベルじゃないぞ）
何かに押し潰されている。
「水圧だ。そのまま寝てろ。」
俺の意識は深海に沈んで言った。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:31:58.09

俺はどこかにいた。
暗い闇でもあれば、明るい光でもある場所に。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:32:28.27

『君が《終末の幸福》（ハッピーエンド）かな？』
目の前から声がした。そこにはいないのにそこにいるような感覚。男でも女でもない声、幼い子供のようなナニカが俺に話しかけていた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:32:46.10

「お前は誰だ？」
『んー、難しい質問だね。人間の言葉で言うと神って感じかなぁ？』

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:33:04.79

「神？」
『うん、君に力をあげたのも僕だよ。君のその恐ろしい狂気に合わせてオーダーメイドしたんだ。気に入ってくれたかな？』
神と名乗るそれは続ける。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:33:25.79

『君たちにはさっさとこの世界を壊して欲しいんだよね。君もそれを望んでいるんだろ。世界中の全てが幸せに終われるんだよ。あぁ、早く新しい世界が作りたい。』

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:34:23.15

そのナニカは無邪気な声でとても楽しそうに笑っていた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:34:37.35

「……うわっ」
「ようやく目が覚めたか、その感じ、あの狂った神にでもあったようだな。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:34:53.91

そこにいたのはマッシュのイケメンだった。周りを見回すと普通の部屋のようだ。客間と書いている。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:35:18.96

二つあるソファーの片方にいるのはメガネをかけ、ヘッドホン持ち、腰に日本刀、背中にロングソードを持つ天パの青年とパジャマ姿でいびきをかきながら熟睡する青年。どちらも俺と同年代のようだ。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:35:33.88

机を挟んで反対側にいるのは白衣姿の美少女とオペラ歌手のような美女。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:35:47.87

そして奥の机には王者の貫禄を持つ男がいた。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:35:55.86

ひどくなってきた

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:36:03.29

「ここはどこですか？あなたたちは？」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:36:17.41

マッシュの男が答える。
「俺の名前は水嶋港。ここは警視庁対《終末》（エンド）部。お前は今日からここの所属戦闘員となる。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:36:37.59

初っ端から全く意味がわからなかった。ドユコト？助け舟を出してくれたのはオペラ歌手みたいな美女だった。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:36:52.26

「港君、それじゃ何言ってるかよくわからないわよ。あ、私は音美鈴音です。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:37:05.52

白衣の少女が続ける。
「妾は解剖理壊、お主も持っておるのじゃろう異能を別名《終末》（エンド）と呼ばれておる。簡単にいうとそれを取り締まる機関じゃ。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:37:23.30

そして最後に奥に座る男が言った。
「俺は王魔凶な、寝てるのが夢見悪夢、銃刀法違反が剣斬ね、詳しいことは剣斬に聞いて。同い年だし仲良くな。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:37:40.33

剣斬と呼ばれた男は立ち上がり、笑顔で言った。
「実験No.111です‼︎あ、凶さんからは剣斬って呼ばれてます‼︎持つ《終末》（エンド）は《終末の斬撃》（スラッシュエンド）です。俺も昨日配属されたばかりで俺もよくわかんない事あるけどよろしくな‼︎」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:38:00.72

（実験No.ってなんだ？それに昨日配属のやつがそんなに詳しいのか？）
凶さんはそんな俺の疑問に気付いたようだ。こう言った。

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:38:13.64

「剣斬は日本政府が実験で製造した《終末》（エンド）なんだよ。」

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:38:25.92

二話完

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:38:37.05

頑張れ

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:39:37.80

三話《終末の斬撃》2
　　（スラッシュエンド）

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:39:55.36

何話まであるんや

**風吹けば名無し** · 2023/08/16(水) 11:39:55.61

「え？日本政府が？」
そう尋ねた時に俺以外のその場の人間が急に顔を引き締めた。