ダウン症の子を産んでよかった 出生前診断要件緩和に親の会抗議


 妊婦の血液でダウン症の有無など胎児の染色体異常を調べる「新出生前診断」で、
施設要件を開業医などに大幅緩和する方針を日本産科婦人科学会が打ち出したことに対し、
京都ダウン症児を育てる親の会が「命を選別しないで」と、強く抗議している。
17日に親の会などが、問題点を考えるシンポジウム「出生前診断とゲノム編集 命のはじまりへの介入反対」を京都市北区で開く。

 「出生前診断は残酷。中絶したカップルは、命を粗末にしたことをトラウマ(心的外傷)として生きていかねばならない。
要件緩和は『検査を受けやすくしました、障害を理由に中絶してもいいですよ』と言っているようにしか見えない。
これでは学会が差別を助長している」と佐々木さんは訴える。