エクアドルの大統領選候補者で、元国会議員のフェルナンド・ビジャビセンシオ氏が選挙活動中に射殺されました。

 ロイター通信などによりますと9日、フェルナンド・ビジャビセンシオ氏は首都キトで開かれていた政治団体の集会会場で銃撃を受けました。

 会場を離れるため車に乗り込んだ直後に頭を撃たれ、駆け付けた救急隊によって死亡が確認されました。

 容疑者は現場で警察との銃撃戦の末、殺害されたということです。

 元国会議員のビジャビセンシオ氏は、今月20日に予定されている大統領選挙に立候補していて、エクアドルで増加する麻薬密売に対する取り締まりなどを訴えていました。

 ビジャビセンシオ氏の選挙アドバイザーは、この事件の前に少なくとも3件の殺害予告があったと話しています。