先生にガチ恋した友達の恋を邪魔しようとメンヘラが暴走した話
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何となく昔のことを思い出してて書きたくなった。
これは私が中三の時に、当時仲良くしていたNという友人が古典の先生にガチ恋した時にメンヘラが暴走した話。 登場人物の当時のスペック
私 中三女、ヒョロ長い、厨二病発症中
N 中三女、全体的にむっちり、先生の事が好き
M 中三女、Nの親友、小柄だけど巨乳、メンヘラ
W 中三女、優等生&1軍トップ、クラスのリーダー
ラプンツェル 中三女、ロリコン、髪長い
Y 高1女、保健室登校、特進クラス在籍、優しい
長沢先生(仮名)、 保健室の先生、チビ そして重要人物の古典の先生。
乃木坂の久保史緒里推しだったので仮名で久保先生と呼ぶことにする。
久保先生のスペック→22歳男、坂道オタ、古典教師、元野球部、高身長だがスタイルは良くなく足が短い、経験人数8人 __人__ + i
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/ /l ハ \ 久保先生は中3の時に入ってきた新任の先生だった。
最初は印象は良くなかったけど、歳が近いこともあり私たちは久保先生とすぐに仲良くなれた 当時私はNとMという子と3人で仲良くしていて、3人で久保先生に話しかけたりもしていた。
その中でもNは失恋中で新しい出会いを求めてた。そんなNが久保先生に恋をし始めたのは6月中旬頃だった。
期末試験を控えていて、Nは久保先生に古典の質問をするようになってた。そして気がつく頃にはNは久保先生に恋をしていた。 でもNの恋は最初から順調ではなかった。
なぜなら同級生でみんなの人気者の優等生Wちゃんが久保先生を気に入っていたから。
しょっちゅう階段で久保先生を出待ちしたり、昼休みも久保先生のところに行ったりしててWも久保先生に気があるように思えた。 Nは自分ではWに勝てるところがないとわかっていたため、積極的に久保先生にアタックするのを控えていた。
でもそんな時に朗報が飛んできた。
Wちゃんは久保先生に恋していなかった。さらにNの恋を応援するとまで言ってくれた。
W「私的に久保先生は友達だから」
N「そうなの?」
W「そうそう!私Nを応援してるしNのファンだから頑張って!」
って感じのやり取りをLINEでしていた(スクショ送ってもらった) これまではWの逆鱗に触れないように気をつけていたけどその心配が無くなったNはその日を境にどんどん暴走していった。
学校から帰ると私とM、Nの3人のグループLINEでずっと久保先生の話題ばかり送るようになった。
N「今日久保先生にかっこいいっていった!」
って毎日送ってきたし、更には
N「久保先生の使ってるシャーペン貰った!!ファンサ最高!」
Nが写真付きでシャーペンを貰ったことを報告してきたこともあった。 私は最初はNが本気で久保先生に恋してるとは思わず、冗談なんだろうなーって思いながら軽く流したりしてた。
でも久保先生にほぼ休み時間毎回会ったり、久保先生の好みになろうとしてる様子を見て本気でNが久保先生に恋してることを感じた。
私はNが久保先生とどうなろうとどうでもよかったから特にNに何か言うことも無かったし、Wも応援してくれてるみたいだから特にNの恋を邪魔する人物はいなかった。
ある1人を覗いては 私は最初はNが本気で久保先生に恋してるとは思わず、冗談なんだろうなーって思いながら軽く流したりしてた。
でも久保先生にほぼ休み時間毎回会ったり、久保先生の好みになろうとしてる様子を見て本気でNが久保先生に恋してることを感じた。
私はNが久保先生とどうなろうとどうでもよかったから特にNに何か言うことも無かったし、Wも応援してくれてるみたいだから特にNの恋を邪魔する人物はいなかった。
ある1人を覗いては 6月末、期末試験1週間前のこと。
テスト勉強もせず、家でジョジョを見ていた私にMがLINEをしてきた。
内容はTikTokの動画のリンクだったんだけど、押してみるとその動画には
『周りが止める恋愛はしない方がいい』
というポエムがあった。
M「よし、Nを止めよう!」
Mは私にNの恋を辞めさせることを提案してきたのだ。 MはNが久保先生に夢中なこの状況が気に入らなかった。なぜなら彼女は重度のかまってちゃんにしてメンヘラだったから。
その前の月も私がNと2人で仲良くする機会が多かったというだけで保健室にこもり、泣きわめいてMの担任とNの担任が呼び出される事態にまでなった。
MはNが自分に構ってくれないのが嫌だったんだ。
だからNの恋を邪魔するんだろうと思ったし、Nもこういう理由でMが恋の邪魔をしてくることが既にわかっていた。 他にもMは久保先生が嫌いだったので、Nと久保先生が仲良くしてるのが本当に気に食わなかったんだろうね。
Mは私に「久保先生は評判悪いからNに悪影響になる」みたいなことをLINEで送ってきた。
実際Mの言う通り、久保先生は私たちの一個下の中2の子たちからの評判は悪かった。
特に女子からの。
機嫌が悪いからという理由で当たってきたり、次の授業が始まっているのにもが関わらず説教を続けたり、しょっちゅう生徒に理由をつけて怒ったりしていた。
上の立場の先生からも
「生徒に怒りすぎ」
とまで言われるくらいに そしてMは「明日の昼休みにNを含めて3人で真剣に話し合おう。Nを止めるんだ」って送ってきて、
明日話し合うことが決定した。
Mの主張を聞いた私はこう思った
Nの心配をしてるといいつつも結局自分に構ってくれないというわがままな理由でMはNの恋を止めようとしてる、なんか納得いかない。
あとここは自分の私情も入ってるけどNの惚気を聞くのが面白かったので、Nが恋を辞めると惚気が聞けなくなると思ったので私はNには恋を諦めて欲しくなかったんだ。 正直私は面倒だった。確かに評判は悪いかもしれないけどこの話は人伝に聞いた話であって、実際に私たちの学年の授業で久保先生が悪態をつくということもなかった。むしろ、当時の中2は荒れていたので久保先生が怒ったりするのにも理由があるんじゃないかとまで考えていた。
それに久保先生が噂通りの人間だったとしても、まず教師と生徒が付き合うのは現実的に不可能だから『教師と生徒の関係』でいる限りNに特に悪影響を及ぼすなんてことはないとも思ってる。
仮にNと久保先生がそういう仲になったとして、Nが被害を受けるようなことがあってもそれはNの見る目がなかっただけなんだし、そういう人間を好きになったNの自己責任なはず。 こうしてMの身勝手でNの恋愛の自由が奪われていると感じ、Nが可哀想だなと思った私はその日に前もって明日に話し合いが開かれることをNにLINEで伝えた。
Nは明日Mに対してどう反論すればいいかを相談してきたので私は相談に乗っていた。
ここまで見ると私はNの味方だと思うけど、話し合い当日は私は中立の立場で望む予定だった。
Nは特に味方して欲しいとは言ってこなかったし、Mは私に自分の味方になることを強要してきたけどそんなの無視して中立でいることを選んだ。 >>37
だね
自己責任だと思うしメンヘラに止められるのも可哀そうではある 話し合い当日。
時間は昼休み、話し合い会場は保健室だった。当時私たちは昼休み毎回3人で保健室に遊びに来ていたため保健室の先生とは仲が良く、話し合いのスペースも簡単に借りることが出来た。(保健室の中にあるソファー2つと小さい机が置かれてるスペース) 私はMの横に座らされ、目の前にNが座ると言った構図で話し合いがスタート。
M「N、久保のところに行くんなら一人で行ってよ。ウチと私ちゃんを巻き込まないでよ。もう散々なんだよ!」
私「(私は別に散々とか思ってないんだけどな♪)」
M「そんなに久保先生が好きならもうウチらに関わってこないで!その覚悟はあるの?」
N「覚悟って…」
私「Nちゃん、覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだよ」ここでジョジョ立ち
話し合いが面倒で、変に喋って2人の気を悪くさせたくない当時厨二病再発中でアニメに影響されやすい私はハマってたアニメのセリフや厨二病的対応でこの場を乗り切ることにした。ちなみにこの当時ハマってたのはジョジョとドラゴンボールだった。 M「とりあえず、久保の話はウチと私ちゃんの前では二度としないで。ね?私ちゃん?あれ?私ちゃんどこに」
Mの背後に回りこみ一言
私「こっちだ、ウスノロ」ドヤ顔
M「ちゃんと話し合い参加してよ」
私「わかったよ、この秩序の女神の私が貴方たちに裁きを下してあげましょう!おほほほほ!さて、Nちゃんもなんか言いたいことあるならいいなよ」
当時の私は秩序を支配する女神という設定
N「私…久保先生を好きになったおかげで今こうして学校に行くことも勉強も頑張れてモチベーション保つことが出来てるんだよ……だからそんなこと言われても……」
私「スピリッツソード!!!!(ベジット大好き)」 こうして話し合いは平行線。
このタイミングで新キャラ登場。
Nと同じクラスのロリコン女子ラプンツェル!!(髪が長いから私のマッマがそう呼んでた)
ラプンツェルをN側に座らせて話し合いが進んだが途中でラプンツェル退席。
入れ替わりで保健室登校のY先輩が登場し見事に巻き込まれる。
最初はNの恋愛を止めるという話だったのに、Mが途中で過去に性同一性障害を持っていた多重人格者とのネット恋愛の過去を思い出し大号泣。
話し合いは全く進まなかったし、結論も出なかった。 >>47
これ厨二主の発言で若干M側に傾いてないか…? 昼休みも終わり、私は大号泣してるMと、Nは途中で戻ってきたラプンツェルと一緒に教室に戻る。
次の時間は自習で、私はMと2人で席をくっつけて過ごしていた。
そこでMはまた大号泣。
理由は先程の話し合いの時にNが久保先生の話や相談を私にばかりしていたと明かしたことが原因で自分はNに全く信頼されてないと感じ寂しくて泣く。 実際最初はNも3人のLINEグルで惚気や恋愛相談はしていたけどMが久保先生嫌いなのがわかるとMの機嫌を損ねないために、3人の時は久保先生の話題を出すのを控えていた。
でも私は久保先生のこと嫌いじゃなかったので、私だけはLINEや2人きりの時に相談に乗っていたんだ。 Mを慰めつつもMの気持ちに全く同情も共感もしてない私。廊下にある女子トイレからはNの泣き声が聞こえて、Nも苦労したんやなーって思った。
そりゃNはこんな面倒なメンヘラ女に2年近く振り回さてたからね。お金もしょっちゅう取られてたし(Nは金持ちだからそこまできにしてなかったけど)
それで自分が自由に恋愛することも許されないって思うと辛くて泣けるよ。
Nにだけは少し共感できた。 Mがいなくなって放課後、私はNと二人きりだった。
厨二病的対応で冗談を言いつつも私はNの相談に乗る。
さっきの件でワガママ構ってちゃんなMがすっかり嫌いになってた私はそんなMの尻に敷かれてるNが可哀想だった。
Nは本当に良い奴だった。私がこうやって厨二病キャラでボケたりしたらツッこんでくれて、私もそれが嬉しかった。2人で漫才ごっこしてる感じがして互いに楽しんでいた。
それに今先生に恋したとしてNが久保先生と付き合うことなんてありえないのにその事に本気になってるMが本当にバカバカしかった。 >>55
まあそりゃこんな(メンヘラ)めんどいやつに巻き込まれてたら精神崩壊するよ 私はNの恋を一応応援してる。
私「もうさ、Mちゃんの言うこと一々気にしなくていいと思うんだよねぇ。Nちゃんの恋なんだからそこはNちゃんが思うように進んでいくべきなんだよ」
N「そうだよね…」
私「私はNちゃんの恋を応援してるから、Mちゃんに黙って今まで通り私に相談してきなよ」
N「うん!ありがとうね、私ちゃん」
こうして私はNに応援してることを伝えて、Nの背中を押してやった。
(惚気聞くのが楽しいからという理由があるのは内緒) 私はその日の話し合いで厨二病的対応をして何とか中立でいたことにより2人が現時点で直接対立することを防げた。
そして翌日、特に何も無かった。
昨日決めた通り私とNは久保先生の話題をMの前では一切出さなくなった。
でも私はしんどかった。なぜならMがずーっとNの愚痴を私に聞かせてくるから。
こういうのは共感するだけでも面倒になるし、そもそもM共感できるところが1個もなかったため、私は厨二病セリフを連発して訳の分からないこと言いまくって話を濁しまくった。 昨日話し合いは一応したのに、Mときたら自分の味方が欲しいのか保健室の長沢先生にわざとNが悪く見えるように話を盛って、昨日の出来事の詳細やNのことを相談したりした。
長沢先生は保健室にいて、昨日も話し合いの一部始終を聞いてた。
でも詳しくは知らなかったため、Mの誇張された話を聞いて信じてMの味方になっていた。
その後Nは長沢先生に呼び出されて
「先生を男としてみるな!」
と叱られていた。
何かもうMが面倒すぎて、私も考えるのをやめようとまで思った。 MはNの男の見る目がないと言うけど、私からしたら……いやこれに関しては普通に第三者の視点から見てもMの方が見る目がない。
Mはこれまで顔も見た事ない年齢も真実かどうか分からない歳上のネットで会った男に住所晒して家に結婚指輪送って貰って、「16になったら結婚する」とか言い出したり、またまたネットで会った多重人格の精神病の男に振り回されて浮気されて病んだりして、傍から見てて本当にだるかった。
訳分からない素性も分からない男に恋して感情ぐちゃぐちゃにされるMよりも、学校の若い新任の先生に恋してるNの方が健全だと思うし見てて可愛らしかった。
Nも私も「お前だけには男の見る目がないって言われたくねえ」って状態。
私はこれ以上Mのメンヘラがヒートアップするならプッツンしそうだ。 その翌日、私は学校を休んだ。理由はマミーとショッピングに行ってたから。
その日にNから「今日はMと一言も話してない」ってLINEが来た。
そしてその翌日の金曜日、一日ぶりに学校に行くとMとNが話をしていなかった。優等生やWたちに聞いたけど本当に昨日から一言も話してなかったらしい。
元々3人グループ。私はどちらにつこうか迷った。
実際私の心はNの味方だった。でもNは私がMと同じクラスなのを鑑みて、Mといることを勧めてきた。
NにMと仲直りできないか?と頼んだけど、流石にMも限界。
私の説得は無駄無駄無駄だった。
私はコミュ障でクラスにいる時はMが居なきゃペアを組む時やグループを組む時などはぼっちだった。
損得勘定で私はMといることを選んだ。 しかしMといた1日ははっきりいってつまらなかった。保健室に行くのが日課なMに付き合わされて保健室に行っても、そこではMが長沢先生とNのことを悪く言って盛り上がっていた。
私のボケにツッコんでくれるNの存在がいないのは本当に空虚だった。
Nの代わりにK先輩がツッコミ役をしてくれたけど、やっぱりNのツッコミの方が私は良かった。 Mがいる限りNに堂々と話しかけに行けなかった。Nの方に行くのは簡単だった、でもそうなればMの機嫌を損ねてしまう。そしたら私はクラスでぼっちになってしまう。
ヘタレ女の私には1人になる勇気をら持つことが出来なかった。
何も出来ない私はMのメンヘラ加減とかまちょ加減にプッツンしそうだった。
Nはよくこんなのに2年近く付き合えたな、私には無理だよ。 こうして休日に入る。テスト前最後の土日。
私はこんなに色々大変なんだからテスト勉強なんかしてられねぇぜって状況だった。
スマホを開けばMのしつこいLINE。内容はNがインスタのストーリーにあげた自作のポエムみたいなのがMへの嫌味と感じたらしく、MはずっとLINEで愚痴ってきた。そしてMも対抗してストーリーでNの嫌味を言ってた。
もうそんな不機嫌になるならNの相手をするなよと思った。 そんな中Mが私にラインでこう送ってきた。
M「私ちゃんは〜、ウチと一緒でテスト勉強なんかしてないよねー?」
私「当たり前だWRYYYYYY」
このような返事をしたが、この時私の中で何かがプッツンしてた。
私、このままでいいのだろうか?
このままずーっとこのメンヘラ女に付き合わされて、周りから同類に見られていいのだろうか?
Mは頭は良くなく、成績は下の方だった。
当時の私は真ん中くらいだったけど、その時点で対策等はしていなかったため成績が下がることはわかってた。
でもMに対する対抗心から私は残り2日間で勉強することを決めた。 金曜日の時点で私はNとほとんど会話できなかった。その後土日にLINEで会話したけど、改めて思ったのはNと話すのは本当に楽しいってことだった。
日曜日の夜、私はMの言いなりを辞める決意を固めた。
テストのある3日間が始まり、私はMに反抗した。
Mがいないタイミングを狙ってはどんどんNに話しかけたし、昼休みはMと保健室に行った直後に
「野暮用がある!!」
「教科書借りなきゃ!」
って理由つけて保健室から抜け出してNの元に行きNと話した。 しかし私はここまでやっておきながら元々の性格はかなりのヘタレだったため、Mの機嫌を損ねていないかヒヤヒヤしてた。なのでMといる時は一応Mを厨二病キャラで笑わせたりして何とか機嫌をとったと思う。
そしてテストが終わり、返却始まる頃には木曜日になっていた。MとNが本格的に対立してから1週間が過ぎる頃だった。
この日も昼休みはMを保健室にポイしてNの所に行く予定だった。
だけど最悪なことに、この日はいつも保健室でMの面倒を見てくれるK先輩が休んでいた。 昼休み、Mは私に付きまとってきた。
MのせいでNと遊べる少ない時間が潰されてしまったんだ。Mにトラウマすら抱くようになったNはトイレで嘔吐だってした。
その時私はMとトイレの外にいたんだけど
M「えー?あれくらいで吐くとか意味わかんないんですけどぉーww」
私「もー!向こうは嫌がってるんだから、嫌がるようなことしないであげてよ」
M「なんでー?ウチは嫌がってないけどー?笑」
Mのこの悪態ぶり、殴ってやろうかと思った。
私もMが機嫌を損ねて面倒なことになるのは嫌だったからできるだけ言葉選びに気を付け、イライラを押し殺した。 MはNと仲良くすることは嫌じゃないらしい。でもNはそれを拒んでる。
MとNがこんな風になったのはどう考えてもMが原因なのに、MはNのせいにしてた。
Mは嫌じゃなくてもMのせいでNがMを嫌になったんだから、相手の嫌がるようなことはするなよ、
仲良くしたい気持ちはわかるけど、相手がこんな状況ならひとまずお互い距離を置くべきだろ、と私は思っていた。
メンヘラ嫌いな私はMイラつきすぎてこの時は厨二病ゼリフを吐く余裕すらもなかった。 放課後、私の通ってた学校はスクールバスが出てた。だからバスが発車する時間まではNと二人で話そうと思って、違うクラスのNを待っていた。しかし、Mが私をバスまで送ると言い出した。
私は何とかMを上手く他の人に預けることができないか考えた。
そのタイミングで奇跡が起きる。
そう、ラプンツェル登場!
Mはラプンツェルのところに行き、私は逃げる。
Nと同じクラスのラプンツェルが来たってことは帰りのホームルームも終わってるってこと!
私はMに隠れてNを待った。 しかし直ぐにMに見つかってしまった。
M「私ちゃん〜、勝手に離れないでねー」
Mに力強く腕を捕まれ、連行される。
当時の私はMよりも12センチは身長が高かった。
でもMは力がかなり強かった上私がヒョロガリの貧弱貧弱女だったため、Mに力で対抗するなんて出来なかった。
どうにかこの状況をどうにかできる策を足りない頭で考えた。 すると2度目の奇跡が起こる!
あいつと仲の良い中二の後輩ちゃんが登場したんだ。
Mは後輩ちゃんの方に行った。
私「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
私は思わずガッツポーズ!
その様子を見た一軍2人組、WとUが私の方に来た。
W「ちょっと〜、私ちゃん酷いよ〜www」
U「友達でしょ〜ww」
私「いや、だってもうずっと付きまとってくるんですよ〜」 私「そうだ、Wちゃん、Uちゃん、私を2人で隠して貰えませんか?Nちゃん来るまで見つかりたくないんすよ〜」
W「え〜、いいけど隠れるかなー?ww」
WとUは私と身長が近かったため、何とか2人に隠れることが出来た。
このまま2人に混ざって移動して、Nが来るまで待とう。
しかし2人がいなくなったタイミングでMにまた捕まってしまった。
もう終わりだ……なんでこいつ離れてくれないんだ。
絶望した だけどMは次は大人しく保健室に行ってくれた。
私は安堵し、その後Nも降りてきて2人でバスの発車時間まで話すことにした。
荷物を置いて、中学校舎の隣の新しい校舎の1階のトイレの鏡の前でNと談笑していたんだけど、トイレの窓が空いていてそこから隣の中学校舎が見えたんだ。
私たちがいるトイレの窓からは向かいにある中学校舎の女子トイレの入口が見えた。
よく見ると中学校舎1階の女子トイレのドアが少し開いていて、そこから誰かが私とNの方を覗いていた。
目を凝らして見るとそれはMだった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています