賢者A「な、あ、あなたまさかっ…!!」

賢者B「わ、わたしも賢者になったんだよっ!ねえ、すごいでしょっ!
あなたといっしょよっ!」

賢者A「う、うそでしょ!な、なんで!?ちょ、や、やめてください、う、うそでしょ、てか
なんで王妃やめてこんなとこにいるんですかっ!」

賢者B「だから言ったでしょ!?わたしも真理にたどり着いて、賢者になったのっ!
魔法使いちゃんのことがずっとずっと好きだった、っていうこの世の真理にっ!」

賢者A「え!?いやそれ私が考えてた真理と違うっ、ちょ、こんなとこで抱き着かないで、は、はなしてっ!」

賢者B「けどびっくりしたっ!魔法使いちゃんって、私の事そんなふうにおもってたんだねっ、
嫌われちゃったと思ってたのにっ!わたしにあこがれてたんだっ、それなのにあんなにツンツンした
態度とって!かわいいねっ!」

賢者B「てかつまり魔法使いちゃんも私のこと好きなんだよねっ、そういうことよねっ」

賢者A「ち、違っ…、あ、あれは言葉のあやでっ、そういうことではっ!」

賢者B「いいじゃない、恥ずかしがらなくて!せっかく
賢者になったんだもの、これからはずっと二人で真理の先にある深淵を覗きに行こうねっ!ねっ!」

賢者A「いやどういう意味ですかっ!いいからまず離れてえ!!」


おしまい