勇者「魔王…!例え俺は1人でも、お前に勝つ…!うおお(勇さん、また徘徊?)おお!!…お?」
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???「検査の時間だから病室…あっギルドの方に戻りましょうね~」
勇者「何を…?お前は…俺は…うっ、あっあっあぁぁ…」
???「ちょっと勇さん?大丈夫?勇さん?!」 \/\/\/\/\/\/\/\
バイト仲間「お疲れ様です!」
勇「お疲れ様です…」 …どうやら俺は、17歳から解離性障害を患い精神病棟に10年もの間閉じ込められていたらしい。異世界で魔王を倒すため冒険していたあの記憶も、酒場で踊り子のお姉さんとお酒を飲んだ記憶も、パーティーのエルフと一緒にドラゴン退治に行った記憶も、まあ全部看護師や他の患者だったそう何だが、医者が言うには全部幻覚なのだそうだ 突然治るのは珍しいことだそうで、色々と検査をした後、しばらく経ってから退院し今はフリーターをしながらなんとか生活出来ている。…アパートに帰る時に偶に寂しく感じると、あの異世界に帰りたくなる… ???「また会えましたね…」
勇「?!…ええっと君はまさか…コダマ__いや、小田味(こだみ)ちゃん?良かった、君も退院できたんだね」
この子は小田味ちゃん、俺がパーティーの仲間として一緒に冒険していた僧侶のエルフ…と思い込んでいた患者さんだ、まさかまた会えるとは思っていなかったけど
小田味「退院?何のことですか?」
勇「えっ___」 小田味「それにしても…ご無事で良かった…急に姿を消されたので心配で…捜索に行こうにも何者かが私を街に引き戻そうとするんです」
まさか
小田味「でも…ようやく撒いたみたいですね」
この子はまだ
小田味「また冒険にご一緒させて下さい…____勇者様!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています