岐阜県警監察課は14日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、県内の警察署勤務の40代男性警部補を書類送検し、停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。男性警部補は同日付で依願退職した。


 書類送検容疑は、5月15日午後11時15分~同20分ごろ、岐阜市芥見大退の県道で、酒気を帯びた状態で自家用車を運転した疑い。

 監察課によると、男性警部補は退勤後、岐阜市の居酒屋でビール約1リットル、日本酒約8合を飲み、駐車場に止めていた車に乗って約20分走行した。信号待ちをしている際に居眠りし、通行人が「路上に車が止まっていて中で人が寝ている」と110番した。エンジンがかかっており、フットブレーキで停止していた。「家に早く帰りたかった」と話したという。

 「個人の特定につながるため」として、監察課は男性の勤務地や所属を公表しなかった。捜査関係者によると、男性は岐阜中署刑事1課に所属していた。

 後藤達網首席監察官は「深くおわび申し上げる。組織を挙げて再発防止に努める」と陳謝した。
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