0001風吹けば名無し
2023/07/08(土) 12:23:32.63ID:X0zpDT0S0現地７月５日、ロシア国内の有名ユーチューバーの公式チャンネルに登場したのが、2014年ソチ五輪・女子フィギュアスケートで金メダルに輝いたアデリナ・ソトニコワさんだ。その配信動画内で、昨年の北京五輪で世界を賑わせたカミラ・ワリエワのドーピング問題に話題が及ぶと、みずからの体験談を語り出した。なんと自身もかつて、ドーピング検査で陽性反応が出ていた事実を明かしたのだ。
「15歳の年齢でオリンピックの金メダルを狙うのは、肉体的にも心理的にも容易ではない。私も2014年を振り返ってみると、しばらくしてからドーピングで陽性反応が出たと言われて絶望感に苛まれた。私は裁判を受けなければならなくなったのだけど…。私の場合は最終的に無罪になったわ。なぜなら、もうひとつ別に提出していた検体で問題がなかったからよ」
突然の爆弾発言に、ロシア・フィギュアスケート界は大混乱。地元メディア『Sport24』は関係者を直撃取材するも、誰ひとりとして明確な回答を得られない。数多の名スケーターを育てたタチアナ・タラソワ氏が「いや、初耳だわ。彼女は私に教えてはくれなかった」と話せば、ロシア・フィギュアスケート連盟のアレクサンダー・コーガン事務局長も「ん？ 初めて聞いた。まったくナンセンスだ」と不快感を滲ませた。
一日を置かずに動画は削除され、現在な閲覧できない状態となっている。
しかしながら、この発言を聞き逃さなかったのが韓国メディアだ。ソチ五輪でソトニコワが優勝を飾った一方で、２位に甘んじたのが韓国の国民的人気者だったキム・ヨナ。当時から韓国メディアはソトニコワの回転不足などミスによる減点を執拗に主張し、「疑惑のジャッジだ！」「ロシアだから優勝できた」など猛反発を繰り広げていた。
2016年に世界アンチドーピング機関（WADA）がソチ五輪に関して、ロシアの組織的なドーピングについて報告書を公表したが、その際も韓国メディアはソトニコワへのネガテゥブ・キャンペーンを張った。現在に至るまで議論の的となっており、今回のコメントにも過敏に反応した格好だ。
ニュースサイト『news1』は「キム・ヨナから金メダルを盗んだソトニコワがドーピング陽性を認めた。特大のスキャンダルだ」と報じ、韓国テレビ局『MBC』は「誰のせいでキム・ヨナが涙したと思っているんだ！」と怒りを滲ませ、当時のインタビュー映像を流した。さらに韓国放送局『JTBC』は「ドーピング陽性発言のビデオは即座に削除された。疑惑は膨らむばかりだ」と指摘している。
韓国メディアでこれだけ炎上してしまうと、なかなか鎮火するまでに時間がかかるか。ましてやいまだ国内で絶大な支持を得ているキム・ヨナさんに絡んだ騒動だけに――。いずれにせよ、ロシア側からの続報が待たれるところだ。
