クラス男子「喜多さん、合コンしようぜっ」喜多ちゃん「（はあ…またか）」
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クラス男子「なあ、いいだろ？俺、男友達1人連れてくるから、喜多さんの友達とで2対2でさ」
喜多ちゃん「あー、いや私その日は用事があって…、その」
クラス男子「えーいっつもそれじゃん、いいだろ？1回だけでいいからさ」
喜多ちゃん「（うーん、確かに毎回断ってるし、ちょっと悪いかな…、
まあ…1回遊ぶくらいならいいかな）」
喜多ちゃん「うん、わかったわ」
クラス男子「やった、絶対だぞ」
喜多ちゃん「うん、それじゃ私、クラスの女の子、誰か1人、誘ってさそってみるね」
クラス男子「あ、あーそれなんだけどさ、喜多さん」
喜多ちゃん「え？」
クラス男子「もう一人はクラスの女子じゃなくてさ…、あの、文化祭の時、喜多さんと一緒にいた子を誘ってほしいんだけど…」
喜多ちゃん「え…」 喜多ちゃん「…」
喜多ちゃん「（あ、あーそっか、伊地知先輩かリョウ先輩のこと？そういえば一緒に文化祭
回ったし、きっとそうよね）」
喜多ちゃん「あ、あのサイドテールの子？それとも髪が短い子？あの2人は実は
バンドの先輩で、合コンとかあんまり興味ないというか」
男子「え、いや…」
男子「ピンク髪の子なんだけど」
喜多ちゃん「…」 男子「あ、いや喜多さんが文化祭でその子といるの見かけただけなんだけど、
なんかすごい可愛いし、スタイルよくて…てかメイド服似合いすぎてて…、すげーエロかったし…、
しかも大人しそうで俺好みっつーか、まあ、一目ぼれっていうかさ？」
男子「それでまあ、なあ、わかるだろ…だからその、いいだろ？」
喜多ちゃん「……カじゃないの…、…いわけないでしょうが…、れが…ンタなんかに…」
男子「え？」
喜多ちゃん「あ、ううん、なんでもないっ」
喜多ちゃん「あー、けどごめん、やっぱ合コンは無理かなー」 男子「え、な、なんでだよ」
喜多ちゃん「うん、だってあの子、そういうの興味ないし、私もよく考えたら興味ないしね」
男子「は、はあ、なんだよそれ、さっきはいいって言ったじゃん、なあ喜多さんいいだろ、
俺あの子のこと忘れられなくて…！」
喜多ちゃん「…いや、あの子はそういうんじゃないから。とにかく無理だから。ていうかその、
そういう目であの子のこと見てほしくないというか…、ほんと、そういう子じゃないから」
男子「はあ？んだよそれ、意味わかんないって、喜多さん待てよ、話はまだ終わって…ひっ」
喜多ちゃん「………もう、いいよね？」
男子「あ、ああ…ご、ごめん…なさい」
男子「（喜多さんってあんな怖い顔できたんだ…）」 その後
喜多ちゃん「……」
ぼっち「あ、あの…、喜多ちゃんどうしたんですか、そんな思いつめたような顔して…」
喜多ちゃん「え！？わ、わたしそんな顔してた！？」
ぼっち「あ、はい…、今日はなんだか、喜多ちゃん様子がおかしいような…」
喜多ちゃん「あ…うん…その…そのね、ひとりちゃん、わたし実は…」
喜多ちゃん「ひとりちゃんに…、聞いてほしいこと、というか…、お願いがあるんだけど」
ぼっち「え？あ、はい…な、なんですか…？」
喜多ちゃん「え、えっとね、落ち着いて、よく聞いてほしいだけど」
ぼっち「は、はい」 喜多ちゃん「これからは、そのっ…！、この間の文化祭の時にきたメイド服とか…、そういう甘い感じの服を
人前で着るのはやめてほしいのっ…！」
ぼっち「は…？」
ぼっち「え…、いやあの…喜多ちゃん、そんな顔して頼まなくって、私あんな服、二度と着ませんから…
あの、全然好みじゃないし…この間も恥ずかしくて死んじゃいそうだったので…」
喜多ちゃん「え！？あ、そ、そうよねっ、うん、あ、あの、そ、そのほうがいいと思うっ、だってその」
喜多ちゃん「知られ過ぎちゃうのも嫌だから…」ぼそ
ぼっち「え？何かいいました…喜多ちゃん」
喜多ちゃん「あ、う、ううんっ、なんでもないっ、それじゃバイト行きましょ」
ぼっち「あ、はい…」
喜多ちゃん「（やっぱ性格悪いかな…わたし）」
……
喜多ちゃん「あ、けど特定の人…、た、例えば私とかの前だけなら…着たって」
ぼっち「あ、いえ…誰の前とかじゃなくて好みじゃないから着たくないんで…」
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