後輩女子「あ、あの、山田リョウ先輩…ですよね、お話があるんですけど」 リョウ「(はあ…またか)」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
校舎裏
リョウ「えっと、話って何かな」
後輩女子「あ、あの実はそのわ、わたし…気になってて」
リョウ「(はあ、やっぱり。わたしって後輩の子にモテるんだよな。
モテる女はつらいなー)」
後輩女子「その、リョウ先輩…」
リョウ「(結構かわいい子だし、ちょっと遊んでもいいけど、まあ
今はバンド忙しいし、断るか)」
後輩女子「…のお友達の、伊地知先輩のことが…」
リョウ「あ、悪いけど今忙しくて…、…え?」 リョウ「…え?なに…、今、伊地知って言った?…虹夏が…、なんだって?」
後輩女子「だ、だからその…伊地知虹夏先輩のことが気になってて…その、いつも明るくて
優しくて…、その、顔も可愛くて…す、好きになったというか」
後輩女子「リョウ先輩は伊地知先輩といつも一緒にいるから、その…、連絡先とか…、
あ、あーあと、できたら、その仲を取り持ってほしいといいますか…」
リョウ「……」
リョウ「へ、へえー…」 リョウ「あ、けど…虹夏は…、あれだしな。彼氏が」
後輩女子「いないんですよね!?わたし、そのあたりのことはすでに調査済ですし分かってます!
時々男子に告られてるみたいですけど、全部断ってるみたいですしっ」
リョウ「え、あ、うん…そう…彼氏は…いない。って、え?男子に時々告られてるって…え?そうなの?
…あ、いや、それはどうでもよくて…」
リョウ「そう…、彼氏は…いない、いないけど…、虹夏はその…、辞めといたほうがいいとおもう」
後輩女子「ええ、な、なんですか!?」 リョウ「…虹夏って実はバンドやってて」
後輩女子「知ってます!結束バンドですよね、ドラム担当ですよね!リョウ先輩も同じバンドなのも知ってますっ!
けど、それがなんの関係がっ!?」
リョウ「え…、あ、いや…関係…、関係は…ない…かな。うん…あ、いや、ある」
リョウ「虹夏って、平日はバンドの練習してたり、ライブハウスでバイトしてたり、家も家事してたりして
忙しい子だから…デートとかも全然」
後輩女子「らしいですねっ!だから私、虹夏先輩と付き合って手伝ってあげたいんですっ、先輩のことっ!
そしたらいつも一緒にいられるしっ、わたしそれで構わないっていうか」
リョウ「え…あ、ああ…そう…うん…まあ…、そういう考えもあるかな…いや…うん、けど」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています