ヤフーが検索エンジンサービスを巡り、米グーグル関連企業から提供されている検索エンジン技術について他社への切り替えを検討していることが分かった。グーグル側とのサービス提供契約は2025年3月末に切れる。契約更新の是非を判断するため、社内で「バケットテスト」と呼ばれる技術テストを始めた。

Zホールディングスは10月に傘下のヤフー、LINEと合併し「LINEヤフー」となる。LINEヤフーの大株主は韓国ネット大手ネイバーで、韓国の検索市場で60%以上のシェアを持つ。

ネイバーは生成AI(人工知能)を組み込んだ検索技術の開発を急ぎ、LINEが普及する日本などへの輸出を狙っている。ヤフーがグループ内の経営・技術資源の効率化などを理由に、検索エンジンの提供元をネイバーに切り替えるかが焦点となる。