〝後継者争い突入〟ロシア政権、事実上の崩壊 プリゴジン氏が亡命政権樹立か 「ワグネルの反乱」収束もプーチン大統領の明白な求心力低下

ロシア情勢に詳しい筑波大学の中村逸郎名誉教授は「今回の反乱で、実際の対応を行ったのは、アントン・ワイノ大統領府長官、ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記(元FSB長官)、ボリス・グリズロフ駐ベラルーシ大使の3人という情報がある。プーチン氏は24日に演説を行った後、所在が分からなくなっており、『プーチン政権の事実上崩壊』といえるのではないか」と、衝撃的な分析をした。

中村氏は「ロシアでは9月に地方議会選と州知事選が、来年3月には大統領選が予定されている。ベラルーシへ出国するとも伝えられるプリゴジン氏が、現地で『亡命政権』をつくって政治活動を始めるとの憶測も出ており、すでに『プーチン氏の後継者争い』は始まっている」と話した。

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