きょう午後、埼玉県寄居町の河川敷で生まれて間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、警察は、死体遺棄の疑いで父親とみられるベトナム国籍の男を逮捕しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、寄居町のベトナム国籍、グエン・ロン・タイ容疑者(34)です。

警察によりますと、グエン容疑者はきのうからきょうにかけて、寄居町赤浜の荒川河川敷の土の中に生まれて間もない赤ちゃんの遺体を遺棄した疑いがもたれています。
赤ちゃんは、グエン容疑者とその妻(20代)との子とみられ、遺体は河川敷の土の下に埋められていましたが、周辺には石が並べられ、埋葬したようになっていたということです。
グエン容疑者は調べに対し「妻との赤ちゃんを埋めた」と容疑を認めていて、「赤ちゃんは死産だった」という趣旨の話をしているということです。

警察は、グエン容疑者の妻にも体調の回復を待って事情を聴く方針です。