https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20230606/8010017852.html

四国4県の知事が共通の課題を話し合う「四国知事会議」が愛媛県大洲市で開かれ、鉄道の路線を維持するため新たな財政支援措置を講じるよう国に求める緊急提言を採択しました。

この中で、赤字によって路線の維持が難しくなっている地方鉄道のあり方について、愛媛県の中村知事は「路線をなくすとかバスで代替するなどという意見にはうかつに乗るべきではない」と述べたうえで、四国4県で足並みをそろえて鉄道路線を維持するよう訴えていくことを提案しました。

これに対し、高知県の浜田知事は、「四国の鉄道は構造的に赤字体質だ。県境をまたがる交通は国が責任を果たすべきだ」と述べました。

また、国の基本計画にとどまっている四国新幹線についても意見が交わされ、徳島県の後藤田知事は、「四国新幹線の議論が先延ばしされないよう、もう一度、実現に向けて動き出していきたい」と述べました。