ワイ「おーい」

犬「...」

ワイ「...おい」ドンッ扉を叩く音

犬「ビクッ」サササッ(家の中に入る)


オレは、オレが思っている以上に。或いは、もっと醜い存在なのかも知れない。その時さ、胸がすいたのか、ポカポカしてきたんだよ。とても心地良かったんだ。自分だけは違うと思っていた。そんな風にはならないと思っていた。それなのにその良さを知ってしまった。オレが、そういったものを酷く嫌悪し、拒絶していたのは、そういった衝動と同質のものがオレの中にあるからだったんだ。それはとても悲しいことで、オレは...なんて醜い奴なんだと涙を流すばかりだ。