マクロン仏大統領夫人の親族に暴行、8人逮捕 
大統領のテレビ演説後に


エマニュエル・マクロン仏大統領の妻ブリジットさんの甥(おい)の息子が15日、
マクロン大統領によるテレビ演説の後、暴行を受けた。
これに絡んで8人が逮捕されている。

ジャン=バティスト・トロニューさんは、
北部アミアンで反政府の抗議者に暴行を受けた。
頭部と腕、脚を殴られており、検査の結果を待っている状態だという。

マクロン大統領は、暴行は「容認できない」もので、「民主主義に暴力の居場所はない」と述べた。

ジャン=バティストさんはアミアンで家族が経営するチョコレート店の外で暴行を受けた。この店舗はこれまでも繰り返し、反マクロン派の標的にされている。

近隣住民が介入しようとすると、加害者らは逃げ出したという。

地元警察は、この暴行に関係して8人を逮捕したと発表した。

ブリジットさんは翌16日、家族と連帯するとともに、「卑怯で愚かで暴力的な」犯行を非難すると述べた。

「最悪の結果しか生まないこの暴力を、私は繰り返し非難する」と、ブリジットさんは話した。