数字を仮置きして考えてみる。

都市:10万人、10km^2
必要な農地:千km^2
必要な農民:一万人
一つの村:5百人(一つの都市の周囲に20個以上の村があり税を納めている)


危険地域で農作物作りをやらされ続けている人類下一割の存在、農民。
おまけに頻繁に運搬も行う必要がある。
敗戦国の奴隷や罪人、宗教で差別階級とされた人達の末裔とするのが妥当。
でなければ街に来た村人はそのまま帰らなくなってしまう。
都市は都市で農民を追い払うための住民票制度や高い税収が存在し、破った者は最悪死罪も有り得る。
農民と平民の垣根を崩さないための統治システムである。


冒険者:
 これだけの特権を得ている街の人間がただ飯食らいでいられるはずがない。
 貴族は一般人を率いて兵団を作り、魔物討伐、街や村落の守護、他都市との抗争に備えている。
 また、兵団に入らず、村の守護や農民の護衛を行っている連中もいる。
 それが冒険者である。
 商人として富も作れず、兵団に入るコネもない一般人が農村落ちしないための義務であるともいえ、彼らの活動にはかなり厳しいノルマが課せられている。
 都会暮らしに憧れて村の力自慢が冒険者になることもあるだろうが、世間知らずで夢見がちな彼らは大抵は悲惨な末路を辿ることになるだろう。



 極力ナーロッパを守る上で妥当性のある設定を考えてみたんだが、粗とかないだろうか?
 本当にダークな世界になってしまった