今月8日、中米ニカラグアで60人を乗せて走行していたバスが機械系統の故障によって制御不能に陥り路肩へ転落し、およそ50メートルの斜面を滑り落ちたという。この時点では奇跡的に死者は出ていなかった。

しかし、バスが突っ込んだのはコーヒー農園の敷地内に設置されたミツバチの巣箱だった。ここで飼育されていたアフリカナイズドミツバチは攻撃性が強い“キラービー”とも呼ばれる種。巣を壊されたことで怒り狂ったハチがバスの乗客たちに襲いかかり、60人のうち45人を次々と刺したという。