テレビドラマ『スーパーナチュラル』のカスティエル役で知られる俳優のミーシャ・コリンズ。彼は今回「大阪コミックコンベンション2023」に参加するために来日し、「クーリエ・ジャポン」の独占インタビューに応じた。

「大阪コミックコンベンション2023」ではミーシャ・コリンズのサイン会が実施されており、長蛇の列ができていた。コリンズは、サイン会の合間に特別に取材に応じてくれた。コリンズが驚いていたのは日本のファンのある「特徴」だ。

「世界中のファンと交流してきたけど、日本のファンは皆いい人ばかりで楽しい。特に、日本人は“ギフト”をくれるんだ。これは世界のなかでもかなり珍しい。本当にありがたい。ちなみになんで日本人はこんなにプレゼントしてくれるんだい?」

そう笑いながら語るコリンズは「禅」と「日本茶」が好きな日本通でもある。特に「禅」は日常生活にも取り入れているほど熱心だ。

「仏教に興味があって、禅が好きになった。禅を日頃のルーティーンに加えることで、自分の内面と向き合える気がするんだ」

日本茶に関しても彼は「茶畑を見に行きたい」と語るほどのお気に入り。なかでも京都の煎茶は「世界で一番」だと語る。

世界中を旅してきたコリンズだが「特に日本で苦労する」ことがあるという。それが「日本人が英語をしゃべれない」という問題だ。

「たとえばヨーロッパに行くと、たいていの人は第二外国語を英語にしている。そして日常的にも、ヨーロッパ人同士は英語で会話しているので、どこに行っても英語が通じるんだ。ヨーロッパの話者は、言語的に英語を習得しやすいというのもあるかもしれない」

「ただ、日本に来ると英語が使えないシーンが非常に多い。外国人として来るとどうしても苦労してしまうね。あくまで“ビジター”の意見だけど」

でも、と続けてこう語った。

「むしろアメリカ人が英語しかしゃべれないので、そちらのほうが問題だと思うよ」

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