ワイ「ふぅ…」(1時間の練習を経て、喉内はもはや息をする度にくっつくのではないかと思うほどに乾き切っている)

ワイ「ふん!」(もんもんと暑い空気がこもる空間で額に酸っぱい汗をしたたらせながら、おもむろに掴み取った缶は、この世のものとは思えないほど冷え切っていた。)

ワイ「わァ!」(掌だけに味わわせるには勿体無い至福。体中にこの缶を這わせたいという衝動に駆られるが、それではただの変態だ。)

ワイ「んしょ!」(いよいよタブに手をかける。)

──────────プシュゥウ

(という音が再び耳を刺激し、弾ける炭酸の香りが鼻腔をこれでもかと言う程なでまわす。たまらず口をつけ喉に流し込む。)


ワイ「んはぁぁぁぁああ!!!!!」

(瞬間、喉に流し込まれた黒い糖液が奥へ奥へと染み込んでいき、パチパチと弾ける炭酸が喉に刺激を与える)


これが現実