重力の波から光が発生した可能性があるとの研究結果が報告されました。
アルベルト・アインシュタインが打ち立てた
一般相対性理論を通じて理解されています。
その中では、重力が生み出す時空のゆがみが粒子の運動に影響を与えることはあっても、
重力そのものが粒子を生み出すことは一般的に想定されていません。
しかし、重力は重力子と呼ばれる目に見えない粒子によって伝達されていると考えられており、
この重力子が他の素粒子のように振る舞ったり、
他の粒子に変化したりすることもあるという見方もあります。
重力波は現代ではブラックホールの衝突などで観測されますが、重力波には時空の波紋としての性質があるため、その影響は巨大な質量同士の衝突といった相互作用に限られず、電磁場にも影響を与える可能性があります。このことから研究者らは、「重力波の共鳴による圧縮が放射線を極端な高エネルギー状態にすることで、光子が自然発生したのではないか」と考えました。これが、重力が光を生み出すメカニズムです。
https://gigazine.net/news/20230418-gravity-create-light/