試合結果はブライトンの6-0爆勝

現地時間4月29日に開催されたプレミアリーグ第34節で、三笘薫を擁する8位のブライトンは、13位のウォルバーハンプトンとホームで対戦。開始6分でいきなり先制点を奪うと、その後も面白いようにゴールが決まり、6-0で記録的大勝を収めた。

この一戦で三笘は、中2日の過密日程を考慮されてか、同じく主力のモイセス・カイセドやアレクシス・マク・アリステルと共にベンチスタートに。56分から出場し、切れ味鋭いドリブルを再三披露すれば、猛烈なプレスでゴールラッシュを締め括るチーム6点目も演出した。

一方、ウルブス側でもアジアのスターが途中出場した。韓国代表のファン・ヒチャンが、すでに0-4となっていた後半の頭に3枚替えをしたタイミングで、投入されていたのだ。そのため、アディショナルタイムを合わせ40分弱、日韓アタッカーの直接対決が実現した。

これを受け、韓国メディア『Inter Football』は「ミニ日韓戦」と鋭く反応。両者のパフォーマンスについて綴っている。

「後半、ついに日韓戦が実現した。ウルブスはハーフタイム後に動き、ジエゴ・コスタの代わりにファン・ヒチャンを送り込んだ。ブライトンはダニー・ウェルバックが5点目を奪った後にミトマを投入。韓国代表と日本代表は約35分間、グラウンドで競り合った。ファン・ヒチャンは前線を駆け巡り、活気をもたらした。

ミトマは左サイドを破壊した。61分、ペナルティボックス内まで進入した後に倒れたが、ファウルは宣告されなかった。86分にボックス内から放ったシュートも右に外れた」

そのうえで同メディアは、「ウルバーハンプトンはブライトンに敗れたが、ファン・ヒチャンはミトマに勝利したという評価が出た」とも指摘。著名なデーサイト『Sofascore』が叩き出したレーティングに着目している。

「『Sofascore』はファン・ヒチャンに7.1点、ミトマに6.7点を与えた。ファン・ヒチャンがウルバーハンプトンの選手の中で最も高い評価を受けたことも際立つ」

日本のエースは試合後に「毎試合(先発で)出られるようにコンディションを作っているので、監督(の決断)を尊重しますけど、選手としては(常に先発で)出たいと思っている」と語った。

FAカップ準決勝のリベンジも懸かる、次のマンチェスター・ユナイテッド戦では、90分通してハイパフォーマンスを見せ、レーティングでも有無を言わせぬ評価を得られるか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5bd47fab58def917c1d8b13afd9adaecb49c798