テレビ「ロリコンチェック法が国会で可決されました！！」 たかし『マジかよ！！』
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母ちゃん『あんた春から高校で教師やる予定なんでしょ？大丈夫なの？』
たかし『アホか！俺はロリコンじゃないぞ！！』
母ちゃん『冗談よｗとりあえずテレビ観てみましょ』
司会『えぇー各業界から様々な議論を巻き起こした小児性犯罪防止法、いわゆるロリコンチェック法ですが、とうとう本日の国会にて可決される運びとなりました」
たかし『ゴクリ・・・』
司会『ではここで性犯罪事件を専門に活動されてる竿長弁護士にお話をお聞きしたいと思います。先生、この法律はいったいどんな法律なんでしょうか？』
竿長『え〜簡潔に言いますと、現在小中高校の教職に就いてる方、これから教職に就く予定の方全員に小児性愛者であるか否かの検査が義務付けられます』
司会「はい・・・」
竿長「そしてその検査の結果ですね、小児性愛者ではない結果、つまり陰性である証明書がなければ該当職種に就業できなくなります』
司会『なるほどなるほど、近年教員による子供の性犯罪が後を絶たないですし、時代の流れに沿った法律とも読めますね〜』
竿長『そうですね、また小中高以外にも幼稚園や保育園、学童クラブ、児童館、養護学校、はたや小児科勤務の職員も対象になります』
司会『ほぉ一、子供と長時間接する職業が全て検査の対象になるということですね。』
竿長『仰る通りですね、しかもこの法律によって全国の小児性犯罪者の記録がネット上にデ一タべ一ス化されて誰でも閲覧検索できるようになるんです』
司会『たしか米国では既にそのシステムが導入されてましたよね、日本もやっとかー！（笑）と思いましたよ』
竿長『今後も欧米の後追いは続くでしょうね（笑）それから検査の証明書についてですが、なんとこれが５年毎の更新制になってるんですよ』
司会「ほえー！この法律は既存の法律よりも厳しく徹底されてる感じがしますね！」 ー数ヶ月後ー
母ちゃん『たかし、国立病院から封筒来てるわよ』
たかし『ああ、開けて見せてよ』
母ちゃん『まさかロリコンチェック法の書類じゃ？』ｶﾞｻｶﾞｻ
たかし『そうだよ？この前役所で申請したんだよ』
母ちゃん『それなら申請した話してよ〜驚いたじゃないかー』
たかし『んー、ざっと見た感じ…月末までに検査しにいかないと就業に間に合わないな』
母ちゃん『早めに済ませときなさいよ』
ーそしてー
たかし『ここが〇〇国立病院か、それにしても辺鄙なとこに構えてあるなぁ、精神病院かな？』
受付『〇〇たかしさんですね、身分証明書のご提示をお願いします』
たかし『はい』
受付『ありがとうございます、〇〇たかしさんご本人の確認が取れました。では一番奥のドアを通りますと待合室となりますのでお手持ちの番号札が呼ばれるまでお待ち下さい、先に尿検査となります。』
たかし『わかりました』ｽﾀｽﾀｯ
ガチャ
たかし（うわっ、めっちゃ待機してる人いるじゃん……） ー数時間後ー
たかし『くそぅ、尿検査終えてからいったい何時間待たせるんだよ……』
看護師『0721番！0721番の方！』
たかし『あ、はい！！』ｽﾀｽﾀｯ
看護師『〇〇たかしさんですね？こちらの診察室にどうぞ』
たかし『はい』
ガラッ
警備員『どうも』
医師『こんにちは、〇〇たかしさんで間違いないですね？ではこちらにお座りください、これから説明します』
たかし『え、あのどうして警備員さんがいるんですか？』
医師『防犯上の理由です、お気になさらず』
たかし『は、はい…』 医師『書類に目を通されてると思いますが、検査前にこの2つの装置を身体に装着して頂きます』
たかし『それを着けて映像を観賞するんですよね？』
医師『はい、まず脳波をチェックするヘルメットと、股間部の反応をチェックする装置を着けて頂き、その状態で約20分の映像を観賞して頂きます。』
たかし『あの、その映像とはどんな内容なんですか？』
医師『児童ポルノに準ずる映像です』
たかし『え！？あぁ、はい・・・』
医師『すみませんが時間の都合上、映像の詳しい説明は割愛させて頂きます（政府の命令だけどな）』
たかし『わ、わかりました…』
医師『では、こちらの鑑賞室にお入りください』
ガチャ
看護師『では装着します、力を抜いて楽にしてくださいね』ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
たかし（思ったよりキツイなこれ…）
医師『ではソファーにお座りください、これから映像を流しますが、その前に禁止事項を説明します』
たかし『はい…』 医師『まず、映像が流れてる間はモニターから視線を逸したり、焦点を合わせなかったり、目を瞑る行為は禁止です。また耳を塞ぐ行為や大声を出す行為も禁止です。違反された場合は即刻検査を中断します』
たかし『あの、中断した場合はどうなりますか？』
医師『後日、再検査となります』
たかし『わかりました…』
医師『では映像を流しますよ』ガチャン（ドア閉め）
たかし（それにしてもモニターと距離近すぎじゃね？…ご丁寧に小型の監視カメラも装着されてるし）
モニター『ピッ』
たかし『ん？』
モニター『オギャー！』（乳児）
たかし『んん！？』
モニター『ギャピー！』（乳児）
たかし（裸の赤ちゃんか…顔にモザイク処理されてるな）
モニター『げへへw』ｸﾁｭｸﾁｭﾍﾞﾛﾍﾞﾛ（変態男）
たかし（うわぁ、変態男が女の赤ちゃんに悪戯する奴かぁ…）
モニター『ギエピー！』（乳児）
たかし（こんなん誰が興奮すんだよ……） ピッ（映像が切り替わる）
モニター『パパなにしてりゅの〜？』（幼女）
たかし（今度は三歳児くらいか？……）
モニター『まずは○○ちゃんお洋服ぬごっか一ｗはぁはぁ〜』（父親）
モニター『おふりょなの〜？』ﾇｷﾞﾇｷﾞ（幼女）
たかし（はぁ・・・）
モニター『次はこーんなポ一ズしてくれるかなー？ＷＷＷ』（父親）
モニター『あーい！ＷＷＷ』（幼女）
モニター『むほほ一！ＷＷＷご開帳だね一wおまんまんナデナデしてあげるねw』（父親）
モニター『きゃ一い！www』ﾋﾟｸﾋﾟｸｯ（幼女）
たかし（きめぇ・・・こんなん見てたら娘連れの父親に嫌悪感抱くな…）
ピッ（映像が切り替わる）
モニター『パパくすぐったいよー！ＷＷＷ』（男児）
モニター『ジュポジュポジュポ』（父親）
たかし（え？今度は５歳くらいの男の子か？…ショタコンまでカバーしてんのかよ…）
モニター『あっあっあっあっ！//////』（男児）
モニター『あたしもしゃぶらせてよ/////』（母親）
たかし（うわぁ……うわぁあああああああああああ！！） ー10分後ー
たかし（そろそろ終盤かな…小学生くらいの児ポばっかだったな…）
ピッ（映像が切り替わる）
モニター『あん！あん！あん！』（JC）
たかし（やべぇ今度は制服JCかJKかよ！！）
モニター『はぁはぁ、もっと激しくすっぞ！』（彼氏）
モニター『いや！あっ！あっ！あっ！あん！んへぇ！』（JC）
たかし（やべぇええ！堪えろ！こらえるんだ俺！！）
モニター『うおおおおお出すぞ！』ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ（彼氏）
モニター『あんあああああああああ！！』ﾋﾞｸｯﾋﾞｸｯ（JC）
モニター『はぁはぁ…めっちゃドロドロになったなー』（彼氏）
たかし（最後はあそこを大接写……なかなかのグロマンで助かったわ…やりまくってるカップルかな） ピッ（映像が切り替わる）
モニター『じゃあまずは自己紹介からお願いしまーす』（パパ活男）
モニター『ＪＫ２のももちゃんでーすＷＷＷよろしくニキー！！ＷＷＷ』（ＪＫ）
たかし（うわっめっちゃ可愛い子やんけ！しかもおっぱいデッカ！！）
モニター『ももちゃんなかなかおっぱいおっきーね〜、何カップなのかな〜？』（パパ活男）
モニター『えっとー、昨日新しいiPhorne買ってから測ったら〜iCupでした〜〜ＷＷＷ』（ＪＫ）
モニター『そこダジャレいうんだＷＷＷオヤジギャグみたいＷＷＷ』（パパ活男）
モニター『ほらーこうやって〜iPhorneもはさめるよ〜ＷＷＷ』（ＪＫ）
モニター『すげーーＷＷＷこりゃおじさん奮発しないといけないな〜Ｗ今度はブラ取ってはさんでみてよ〜Ｗ』（パパ活男）
モニター『やったーＷＷＷじゃあiPhorneパイズリしてみるＷＷＷ』ｽﾞﾘｽﾞﾘｽﾞﾘ（ＪＫ）
たかし（やめろやめろやめろぉおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！） −そして−
モニター『うわぁ〜ももちゃん君ならグラドルで天下取れるよーＷＷＷ』ﾊﾟｼｬﾊﾟｼｬ（パパ活男）
モニター『そこらのＪＫと一緒にされたら困るンゴＷＷＷ』全裸（ＪＫ）
たかし（うぉおおおおおおおおおお堪えろ！！うぉおおおおおおお！！！）
モニター『じゃあそろそろあそこも撮らせてもらおうかな〜ＷＷＷ』（パパ活男）
モニター『いやーん、ぴえん。じゃあマンぐり返しでいいかなー？Ｗ』ｸﾞﾊﾟｧ（ＪＫ）
たかし（うごおお！！こんなん卑怯だろぉおおお！！ＪＫなんて大人の女性とかわらねーじゃねーかー！！）
モニター『うはぁ、ももちゃんめっちゃ濡れてんじゃーんＷＷＷ』（パパ活男）
モニター『いやー！ジロジロ見んなＷＷＷ変態ジジイＷＷＷ』（ＪＫ）
モニター『隙ありぃいい！！！』ズボッズボッズボッ！！（パパ活男）
モニター『うきゃぁああーー！！あっ！あっ！あっ！あっ！！』（ＪＫ）
たかし『あっ・・・』ﾑｸﾑｸッ
モニター『あん！あん！あぅ！あう！あっ！あっ！！』（ＪＫ）
たかし（やべぇええええええ少したっちまったぁあああ・・・） −3分後−
モニター『プツッ』（映像が消える）
ガチャッ
医師『お疲れ様です、以上で検査は終了です」
たかし『はっ・・・はい・・・』ｼｮﾎﾞﾝ
医師『ではこのまま番号札を持って文書窓口の方へどうぞ、証明書が発行されるので』
−文書課にて−
たかし『どうしよう・・・』
受付『０７２１番の方〜』
たかし『はい・・・』
受付『番号札回収致しますね〜こちら証明書になります』
たかし『へ？！・・よ・・・陽性ですか？！』ドキッ
受付『はい？』
たかし『あの・・陽性の場合はどうなるんですか？ささ・・再検査は？！』
受付『こちらに記してある通り、再検査は本日から起算して１８０日後に受けれますよ・・・』
たかし『えぇーー！！ちょ、ちょっと！！あの僕来月から教員の仕事始まるんですけど？！』 ドンッ！！！！
たかし『えっ？！』
受付『えっ！！』
男『ざっけんなぁああああああああああああああ！！！！』ドガッ！！
受付２『落ち着いてください！！』
警備員『コラっ！！騒がないで！！！』
男『なーにが陽性だよ！！ふざけた制度作りやがって！！これじゃ仕事できねーじゃねーかよーー！！』
受付２『静かにしてください！他の患者さんもいるので！！』
男『馬鹿野郎！！こっちは死活問題なんだよ！！来月から収入無くなるんだぞクソがぁあああああああ！！』バンッバンッ！！
受付２『きゃーーー！！！』
警備員『取り押さえるぞ！！』ガシッ
警備員２『暴れるな馬鹿野郎！！』
男「うがぁあああああああ！！離せ！！離しやがれぇええええええええ！！！』 受付『あぁ・・・』
たかし『すみません・・・とりあえず・・帰ります・・・』ｽｯ
受付『あの・・・』
たかし『はい？・・・』
受付『私にはどうにもできないのですが、子供と接しなくてもいい仕事は世の中たくさんあるので・・その・・どうか強く生きてください・・』
たかし『あ、ありがとう・・ございますぅうう・・・』（泣）
−そして−
たかし『ごめん・・母ちゃん・・・』ﾍﾟﾗｯ（泣）
母ちゃん『そ・・・そんな・・・』
たかし『実は、その検査の事なんだけど・・・なんというか・・子供の猥褻な映像を無理やり見させられたんだけどさ・・・』
母ちゃん『・・・』
たかし『ちょっと大人っぽい女子高生が映像に出てきて、、それで・・・ちょっと興奮しちゃってさ・・・その・・ごめん』
母ちゃん『・・・』
たかし『ほんとにごめんよ・・・』
母ちゃん『大丈夫・・・私はあんたを信じるわ・・こんな制度間違ってる、理不尽だよ・・あなたがあんまりにも不憫だわ・・・』（泣）
たかし『母ちゃん・・・』 母ちゃん『成長期ほとんど終えて大人と変わらない体付きの女の子の裸見させられて興奮しない男なんていないよ、ましてや個人差があるんだし』
たかし『そうだよね・・・』
母ちゃん『明日この証明書もってまずは役所に抗議しにいきましょう、父ちゃんも正直に話せば解ってくれるよ！』
たかし『わかった・・最後まで粘ってみるよ！！』
−翌日、役所にて−
課長『すみませんが、私にはどうにもできません・・・』
たかし『そんなぁー・・・』
母ちゃん『どうしてですか？』
課長『制度が始まって以来同様の苦情を頂いておりますが自治体の窓口では取り扱えないんですよ。つまり権限がないんです』
母ちゃん『じゃあどうすればいいんですか？息子が来月から就業控えるいるんです！政府に直接苦情言えばいいんですか？』
課長『恐らく関係省庁や政府機関に直接出向いて頂いても個別の対応は困難だと思われますね」
母ちゃん『つまりその、方法はないんですか？』
たかし『・・・』
課長『えーと、ちょうどですね、この制度に対して訴訟の準備をしている弁護団があるのでそちらに相談されてはどうでしょうか？』
たかし『弁護団ですか！！』
母ちゃん『ほ、ほんとですか！いきますいきます！！』
課長『わかりました、書類をおまとめするので少々お待ちください』 −そして−
母ちゃん『とりあえず来週弁護士事務所で面談の予約取れたけど、その前に就業先に行って事情を説明してきてくれない？』
たかし『そうだね、このままだと無断欠勤になるからそうするよ』
母ちゃん『あんたはけして悪くないよ！！堂々と行ってきな！＾＾』
たかし『おう＾＾』
−初出勤日、学校事務にて−
事務長『では、例の証明書をお願いします』
たかし『すみません、証明書はあるのですが、この通り陽性判定を頂きまして・・・』ｽｯ
事務長『あぁー、そうですかー・・・、んーこの書類は必ず教育委員会に送らないといけないので・・とりあえず校長と面談して頂けますかね？』 −校長室にて−
たかし『という事で陽性になってしまいました・・・』
校長『そうか・・・不憫だったな』
たかし『・・・』
校長『しかし、この制度の欠陥で苦しんでいる人は君だけではないということを分かって欲しい」
たかし『ありがとうございます・・・』
校長『私の立場上、今君を教壇の上に立たせることはできないが、同じ教育者として委員会に直訴してみようかと思ってる』
たかし『ほんとですか？！ありがとうございます』
校長『あぁ、それまで返事を待って頂けるかい？もちろん君の籍は最後まで残して置くから』
たかし『色々とお世話になります、ありがとうございます』 −帰宅−
母ちゃん『人間味のある校長先生で良かったね』
たかし『うん！とりあえず数日以内に連絡くれるらしいからそれまで待つことにするよ』
母ちゃん『じゃあ先に弁護士事務所になるね』
たかし『そうだな』
母ちゃん『そういや同期の友達はどうしてる？』
たかし『あぁそういえばケンジに連絡してなかったな・・・』
母ちゃん『信頼してる友達ならいっそのこと相談してみたら？』
たかし『だな、そうするわ！』 −友達と通話−
たかし『ようおつかれ』
ケンジ『おつかれー』
たかし『2週間振りだけど卒業してから調子どう？』
ケンジ『まぁ・・ボチボチやってるよー』
たかし『実はさー俺、検査陽性になっちゃってさー・・・』
ケンジ『は？！まじで？！』
たかし『まさか映像に巨乳ＪＫ出てくるなんて想定外でさーｗ』
ケンジ『うわーそりゃ災難だったなーｗ、デカ乳大好きだもんなおまえ』
たかし『んでさ、この制度明らかにおかしいと思って弁護団に参加したんよね』
ケンジ『え、政府を相手に訴えるのか？！』
たかし『まぁそんな感じだわ、おかげで停職みたいになってるし困ってるんよ』
ケンジ『いや、そのー、俺も陽性判定くらっちゃったんだよねｗ・・・』
たかし『マジか引くわ―ＷＷＷ』
ケンジ『バーロ！！こっちも謹慎処分で死活問題なんだぞｗ』
たかし『でもまぁ傷の舐め合いってことで多目にみてくれなＷＷＷ』 ケンジ『それにしてもロリコンロリコンって言われてもよ、あんな大人じみたグラマーＪＫ出してくんのおかしいよな』
たかし『未成年とはいえど個人差ってもんを全く尊重してねーよなー、お役人の輩はさ・・・』
ケンジ『そんなこともあってか俺さ、教師半分諦めてるんだよねｗ・・・』
たかし『おいおいｗテンション下がるようなこと言うなよｗ』
ケンジ『真面目な話、どうやら陽性食らった人間の風当たりがやばいらしくてさ、特にネットだと叩かれ放題なんだわ』
たかし『レッテル張りってやつかー・・・、検査の仕組みも理解してない無知な連中が騒いでるんだろうな・・・』
ケンジ『そんな渦中に1年遅れでクラスに就任とか生徒の視線も冷たいだろうと思ってさ〜』
たかし『既卒や中途、休職した男教員はロリコン扱いってことになるのか・・・』
ケンジ『てーことで俺明日朝早いからこの辺で落ちるぞ？』
たかし『え、今謹慎中だろ？』
ケンジ『再就活してて明日面接なんだわー』
たかし『そっか・・・もう別業界に行く準備してたんだな・・・』
ケンジ『お互いがんばろーぜ』
たかし『おう、おやすみ』 −数日後−
校長『たかし君、例の話なんだがな・・』（通話中）
たかし『はい・・』
校長『すまない、私の力ではどうにもならなかった・・・』
たかし『えぇ・・・では、僕はどうすればいいのですか？』
校長『君には悪いが・・その、半年後もう1度再検査してもらって、また採用試験も受け直してくれないか？』
たかし『んなぁああああああああああ！！！！！』
−そして−
母ちゃん『たかし、校長先生から連絡きたかい？こっちは弁護団に登録できたよ』
たかし『ごめん母ちゃん・・・ダメだったわ・・・』
母ちゃん『・・・、やっぱり現実は甘くないんだね・・・』
たかし『期待させてごめん』
母ちゃん『いいんだよ、親として正直期待はしていたけど、自分達でどうにかするしかないね』
たかし『このまま裁判待っていても時間もったいないから、俺、再就活することにしたわ』
母ちゃん『ほんと？教師の仕事はどうするの？』
たかし『とりあえず教師はしばらく保留にするよ、まずは別の業界受けるから』
母ちゃん『わかったよ・・無理せずがんばってね』 −数日後−
面接官『せっかく教育学部を卒業されて教員免許も取得されたのにどうして弊社を受けられたんですか？』
たかし（ここは正直に話したら足元見られてしまうから、嘘で塗り固めよう）
たかし『教育実習を修了してから教職に対する見方が変わり、方向転換しようと決めまして〜〜〜』
面接官『あの○○さん？もう4月中旬ですよ？ここ中途採用の面接なんですよ？？』
たかし『はっ！？』ドキッ
面接官『はぁ〜、どうして実習後にすぐ新卒枠で受けられなかったのですか？空白期間は何されてたんですか？？』
たかし『す・・・すみません・・・』（不採用）
−数日後、別会社にて−
面接官２『教育学部を卒業されて教員免許も取得されたと・・・、で、どうして我社に？』
たかし『卒業ギリギリまでどこの業界で働きたいか迷ってまして・・・』
面接官２『あなた大学でしっかり業界研究されたんですか？？』
たかし『しました・・・』
面接官２『それでしたらこんな新年度初めに受けに来る新卒のおバカさんはいないと思うんですがね』（圧迫面接）
たかし『す・・・すみません・・・』（不採用） −また数日後、別会社にて−
面接官３『ん〜学歴欄がとても気になるのですが、どうして教員にならなかったのですか？卒業されて1カ月経ってないですよね』
たかし『卒業間際で気が変わりまして・・・』
面接官３『４年間も教育関係の勉強されて、卒業間際の土壇場で心変わりしたのですか？？』
たかし『いえ、3年次辺りから悩んでまして・・・』
面接官３『ではなぜ転科や再受験などで転校されなかったのですが？？』
たかし『す、すみません・・・』（不採用）
−２カ月後−
たかし『ごめん、もう５０社くらい落ちた・・・限界だわ・・・』
母ちゃん『たかし、しばらく休んだら？そんなに新卒採用に拘らなくてもいいのよ』
父ちゃん『そうだぞたかし、職練でも受けてみたらどうだ？』
たかし『ざっと調べたけど自分がやりたい職種がないんだよね・・・』
父ちゃん『派遣でも契約でもいいから受けたらどうだ？』
たかし『そうだね・・どんな雇用形態でも働いてないと人間荒んでいく気がするし・・・』
父ちゃん『正社員登用がある派遣や契約もあるから、そこから攻めてみたらどうだろう？』
たかし『親父の言う通りだわ、そうしてみる』
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