【山口2区補選】世襲・岸信千世氏の「はじめてのせんきょ」が不評 支援者からは「想像以上のお坊ちゃま」

「はじめてのおつかい」のようにホッコリとはならなかったようだ。
衆院山口2区補選に立候補した自民新人の岸信千世氏(31)である。
「演説の中身がない」「挨拶すらできない」「家系図頼りのお坊ちゃま」……。
3代にわたって岸家を支えてきた陣営からは、こんなため息ばかり漏れ伝わってくるのだ。

現場にいた支援者が振り返る。

「ヤバいと思いました。ぐだぐだと基地問題や少子高齢化問題などを並べているんですが、肝心のどうしたいかがない。
薄っぺらいんです。『想像以上のお坊ちゃまだった』と周囲は騒然としました」

 そればかりではない。選挙区を回れば回るほど評判が下がっていくという。

「挨拶すらできないのかと心配されています。
有力支援者の顔がわからないのはしょうがないにしても、だったら周囲に聞くなり、手当たり次第、平身低頭に行けばいいのにそういうしたたかさがない。
見るにみかねて、ある時、選対本部長を務める柳居俊学(しゅんがく)県議会議長が説教をしたというんですが、
それが1時間以上も続いて、その後の集会が後ろ倒しになったり、もう大変です。
古巣の大先輩にあたるフジテレビの政治部長も電話でアドバイスをしたようなんですが、逆ギレしたなんてウワサまで飛び交っています」(同)