ChatGPT、日本に研究開発拠点の設置検討 CEOが首相と面

 会合の出席者によると、アルトマン氏は「機微なデータを日本国内で保全するための仕組み」を検討することにも言及したという。

 チャットGPTをめぐっては、個人データの取り扱いに関する説明が十分でないとの指摘や、利用者の年齢制限について実効性を確保する仕組みがないことへの懸念が広がり、欧州ではプライバシーの観点から使用の一時禁止など規制の議論が強まっている。創作物の著作権が侵害されかねないとの指摘もある。

 アルトマン氏は党本部での報道陣の取材に、「前向きな解決策が見つかるだろうと考えている。(欧州の)政府の関与を歓迎している」と話した。

 アルトマン氏によると、日本国内では1日あたり100万人以上がチャットGPTを利用している。チャットGPTを公開してから、同氏が海外を訪問するのは日本が初めてだという。
欧州で規制の議論が大きく進む中、政府がAI利活用の方針を打ち出している日本で、説明の機会を持ったとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/013d1a9aa915e4ecec78005bd9ee75044e395a6a